PDF の作り方/注釈をつける

ここでは、LaTeX で PDF を生成する際に、PDF の注釈 (Annotation) 機能を使って、 コメントなどの様々な「注釈」をつける方法を解説します。



pdfcomment パッケージ

Josef Kle­ber による pdfcomment パッケージ は、 LaTeX などで PDF に注釈をつけるための、素晴らしく使いやすいパッケージです。ぜひ活用しましょう。

インストール

まずはインストールしましょう。tlmgr などから入れますが、いくつかの依存パッケージがあります。 Bezos バンドルや soulpos.sty など、色々と要求されます。足りないファイルがあったら、根気強く検索して入れていきましょう。

準備ができたらとりあえず使ってみましょう。

マージンコメント

ヘルプをマージンにつけます:

 \documentclass[uplatex]{jsarticle}
 \AtBeginDocument{\special{pdf:tounicode UTF8-UTF16}}
 \usepackage[dvipdfmx]{pdfcomment}
 \begin{document}
 \pdfmargincomment[icon=Help]{詳しくは pdfcomment のマニュアルを参照してください。}
 Josef Kleber による pdfcomment パッケージは、\LaTeX などで PDF に注釈をつけるため
 の、素晴らしく使いやすいパッケージです。ぜひ活用しましょう。
 \end{document}

これを、例えば test.tex などで保存し、 uplatex と dvipdfmx で処理します。

 uplatex test.tex
 dvipdfmx test.dvi

オプションで指定した icon の値を変えることで、アイコンを変えることができます。PDF では、

 Comment Key Note Help NewParagraph Paragraph Insert

などがサポートされることになっています。アイコンの具体的な見た目に関してはビューア依存です。 その他にも、ビューアごとにいくつかのアイコンをサポートします。

マークアップコメント

ハイライトや下線などのマークアップコメントを使うには

 \pdfmarkupcomment[markup=Highlight,opacity=0.3]{text goes here}{comment}

のようにします。残念ながら、日本語ではサポートされないようです。

ツールチップ

 \pdftooltip{some text}{comment}

ファイルの添付

attachfile2 パッケージを使って、PDF にファイルを添付することができます。

 \usepackage[dvipdfmx]{attachfile2}

でパッケージを読み込み、

 \attachfile[icon=Tag]{test.tex}

のようにして test.tex を添付できます。


Last-modified: 2017-09-08 (金) 06:27:38 (800d)