ネットワークインストーラである install-tl-windows.exe / install-tl.zip と,全てのファイルが入っている ISO イメージからダウンロードする二つの方法があります.
どちらを用いてもインストーラの手順はほぼ変わりません.基本的にはネットワークインストーラがよいと思いますが,うまく行かない場合などは ISO イメージを試してみてください.
いくつか追加で設定を行っておくと更に便利です.追加設定の項もご覧ください.
Installing TeX Live over the Internet から install-tl-windows.exe または install-tl.zip のどちらかをダウンロードします.
すればインストーラが起動します. 後は指示に従えば自動でインストールが行われます.
かなりの時間がかかります. 環境にもよりますが,多く場合一時間から二時間ほどかかると思います.
以下は install-tl-windows.exe を右クリックから「管理者として実行(A)」を選んで実行した例です.
以降は TeX Live 2015 の例ですが,TeX Live 2018 でもほとんど変わりません.
install-tl.zip を解凍して現れる install-tl-advanced.bat をダブルクリック(または右クリックから「管理者として実行(A)」)するとインストールに関する詳しい設定を行うことができます.
Windows PowerShell またはコマンド プロンプトから install-tl-windows.bat に -nogui オプションをつけて実行することで,テキストモードでのインストールが可能となります.
.\install-tl-windows.bat -help
でヘルプを参照してください.
Acquiring TeX Live as an ISO image から ISO イメージがダウンロードできます. 「download from a nearby CTAN mirror」から,texlive2018.iso をダウンロードしてください. Windows 10, Windows 8.1, Windows 8 では基本機能で ISO イメージの中身を見ることが可能です. Windows 7 では ISO イメージの中身を見るには Virtual CloneDrive などのソフトウェアが追加で必要です. ダブルクリックすると BD-ROM/DVD-ROM ドライブとしてマウントされます. 中には install-tl-windows.bat がありますので,後はネットワークインストールと同様の手順でインストールが可能です.
64-bit TeX Live Windows バイナリ (tl-win64.zip) も利用できます.
インストール方法は 00README.TLW64 を参照してください.
途中でエラーが発生した場合には,もう一度実行してみるとよいかもしれません. また,インストールフォルダー(デフォルトではC:\texlive\2018)以下の instal-tl.log にはインストール時の情報が書き込まれています.Forum で相談する際などにも有用です.
TeX Live をインストールするときにウイルス対策ソフトが原因でインストールできない場合はウイルス対策ソフトを無効にしてから TeX Live をインストールしてください.
以下も参考に.
TeX Live 2017 対応の事例です.
TeX Live 2016 対応の事例です.
スタートメニューから 「TeX Live 2018」→「TeX Live Manager」 と起動することで,パッケージをアップデートすることが可能です. 「導入済のものを全て更新」を押せば更新されます. 場合によっては(特にインストール直後などは)かなり時間がかかることもあります.
コマンドラインから
tlmgr update --self --all
でも行えます.
ただし,アップデートによってパッケージや設定が変更されて,今まで動いていたものが動かなくなったりすることがあるかもしれません.
にパッケージのバックアップが保存されます. アップデートによって動作しなくなった場合は以前のバージョンに戻してください.
パッケージは
で管理できます.