TeXstudio

TeXstudio は Texmaker から派生*1して機能追加・不具合修正した LaTeX 統合環境です.



Webサイト

動作環境

Windows, macOS, Linux

License

GPLv2(QCodeEdit は GPLv3

ダウンロード/インストール

TeXstudio 公式サイトの Download ページ

https://www.texstudio.org/#download

または GitHub

https://github.com/texstudio-org/texstudio/releases

からダウンロードできます.

Windows

Windows 用のインストーラーをダウンロードして実行します. インストーラーを実行して「WindowsによってPCが保護されました」と表示される場合は インストーラーを右クリックして全般タブのセキュリティ:の項目の許可するをチェックして☑許可する(K)の状態にして再度インストーラーを実行します.

macOS

macOS 用の zip アーカイブをダウンロードして展開します.

Homebrew でインストールすることもできます.

https://github.com/caskroom/homebrew-cask/blob/master/Casks/texstudio.rb

brew cask install texstudio

Linux

各ディストリビューションのパッケージ管理システムからインストールします. パッケージ名は大抵 texstudio でしょう. Debian などでは localization のパッケージ texstudio-l10n として分離されているので,これもインストールするとよいでしょう.

設定

TeXstudio/設定 を参照.

使い方

TeXstudio/使い方 を参照.

更新履歴

TeXstudio UI 日本語訳用ファイル

注意点

macOS の TeXstudio で ptex2pdf が動作しない

~/.bash_profile に

export PATH=$PATH:/Library/TeX/texbin

を追加する必要があります.

不具合

macOS の TeXstudio で,文字コードが UTF-8 の場合に Backslash (U+005C) が入力できず 円記号 (U+00A5) になってしまうため自動補完機能が使えない

macOS の Qt アプリケーションで Backslash (U+005C) が 円記号 (U+00A5) に変換されるバグがあるようです. Karabiner で Backslash が優先されるようにキーバインドを変更するといいようです.

また、IME ソフトの Google 日本語入力では文字入力時に円記号を Backslash に変更するオプションがあります. これを有効にすると TeXstudio のテキストフィールドには Backslash が入力されますが、実際には正しく Backslash の文字コードが送られていないようです. そのため TeXstudio が TeX コマンドを認識できず、自動補完機能が正常に動作しません. 以上から Google 日本語入力を使用する際も Karabiner を併用するのが良いでしょう.

Qt 5 版の TeXstudio で日本語入力するとカーソルが文字の位置からずれたり日本語が重なって表示されたりすることがある

% これもバグ報告しています?

Qt 5 版の TeXstudio では,日本語を入力するとカーソルが文字の位置からずれたり日本語が重なって表示されたりすることがあります. 「高度なオプションの表示」を ON にして「詳細なエディタ設定」から「ハック/回避策」の「最適なディスプレイオプションの自動選択」を OFF にして,描画モードを QCE(推奨) から Qt に変更してください.

なお,Qt 4 版の TeXstudio では,描画モードが QCE(推奨)の場合でも日本語入力するとカーソルが文字の位置からずれたり日本語が重なって表示されたりする現象は発生しませんでした.

文字コードの変換

TeXstudio で使用する文字コードはデフォルトでは UTF-8 です. このため,Shift_JIS, ISO-2022-JP, EUC-JP の文字コードを使用しているファイルを開きたい場合は,事前にファイルの文字コードを UTF-8 に変換する必要があります. 文字コードの変換には,各種テキストエディタの機能を使う方法と,コマンドラインから変換プログラムを使う方法があります.

組み込みの PDF ビューアに日本語を表示させる

macOS の場合

macOS の TeXstudio で組み込みの PDF ビューアで日本語が表示されない場合は TeXstudio が使用している libpoppler から文字列 poppler を検索して出力結果に表示されるディレクトリに poppler-data を配置します. poppler-data は Poppler の公式サイトから入手できます.

poppler-data を配置する場所は strings と grep で調べることができます.

$ strings -a /Applications/texstudio.app/Contents/Frameworks/libpoppler.??.dylib | grep poppler

TeXstudio 2.12.10 の場合は出力結果は以下のようになります.

/usr/local/Cellar/poppler/0.61.0-texworks/share/poppler
%Produced by poppler pdftops version: {0:s} (http://poppler.freedesktop.org)

出力結果から /usr/local/Cellar/poppler/0.61.0-texworks/share/poppler が poppler-data を配置するディレクトリになります.

poppler-data をインストールします.

$ cd ~
$ curl -kO https://poppler.freedesktop.org/poppler-data-0.4.9.tar.gz
$ tar xvf poppler-data-0.4.9.tar.gz
$ sudo mkdir -p /usr/local/Cellar/poppler/0.61.0-texworks/share/poppler
$ sudo cp -pR ~/poppler-data-0.4.9/* /usr/local/Cellar/poppler/0.61.0-texworks/share/poppler

組み込みの PDF ビューアで日本語が表示できることを確認します.

組み込みの PDF ビューアにゴシック体を表示させる

Windows 版 TeXstudio の PDF ビューアでゴシック体を表示する場合はフォントを埋め込む必要があります.

TeX Live の場合

デフォルトでは IPAexMincho・IPAexGothic を埋め込みます.

W32TeX の場合

デフォルトでは IPAexMincho・IPAexGothic を埋め込みます.

組み込みの PDF ビューアで日本語を表示するために使用される代替フォント

Windows の TeXstudio の場合

Windows の TeXstudio の組み込みの PDF ビューアは日本語のフォントを埋め込んでいない PDF ファイルの場合は MS-Mincho で表示されます.

Linux の TeXstudio の場合

代替フォントの設定を参照して代替フォントの設定をします.

関連リンク


*1 Wikipedia.ja:フォーク_(ソフトウェア開発)

Last-modified: 2018-09-13 (木) 14:47:19 (69d)