TeXworks

TeXworks は TeX でドキュメントを作成するためのシンプルな統合環境です.macOS 用の優れた統合環境である TeXShop をモデルに,同様の環境を全てのシステム上で実現すべく,開発されています.TeX Live*1W32TeXMiKTeX 等の TeX ディストリビューションに標準で含まれています.メニューは日本語化されており,SyncTeX もサポートしています.

奥村晴彦・黒木裕介『[改訂第7版]LaTeX2e 美文書作成入門』では,おすすめの統合環境に TeXworks が紹介されています.



Webサイト

動作環境

Microsoft Windows(7 以降), macOS, GNU/Linux で利用できます.TeXworks はツールキットとして Qt を使用しているため,これら以外にも Qt がサポートされているプラットフォームでは動作すると思われます.

License

GPLv2

ダウンロード/インストール

TeXworks/インストール を参照.

設定

TeX Live 2016 以降や W32TeX で配布のものを使用する場合は,既に日本語用の設定がされています.そうでない場合に日本語を含む文書の組版をするためには,upLaTeX (ptex2pdf) または pLaTeX (ptex2pdf) を使うための設定を追加する必要があります.

TeXworks/設定 を参照.

使い方

TeXworks/使い方 を参照.

文字コードの変換

TeXworks で使用する文字コードはデフォルトでは UTF-8 です. このため,Shift_JIS, ISO-2022-JP, EUC-JP の文字コードを使用しているファイルを開きたい場合は,事前にファイルの文字コードを UTF-8 に変換する必要があります. 文字コードの変換には,各種テキストエディタの機能を使う方法と,コマンドラインから変換プログラムを使う方法があります.

組み込みの PDF ビューアにゴシック体を表示させる

Windows 版 TeXworks の PDF ビューアでゴシック体を表示する場合はフォントを埋め込む必要があります.最近の TeX Live や W32TeX の設定では規定で埋め込まれます.

不具合

macOS の TeXworks で文字コードが UTF-8 の場合に Backslash (U+005C) が入力できず 円記号 (U+00A5) になってしまう

macOS の TeXworks で,文字コードが UTF-8 の場合にバックスラッシュ (U+005C) が入力できず円記号 (U+00A5) になってしまうようです.

macOS の Qt アプリケーションで バックスラッシュ (U+005C) が 円記号 (U+00A5) に変換されるバグがあるようです.Karabiner で Backslash が優先されるようにキーバインドを変更するとよいようです.

かな漢字変換をする際に文字が白く表示され,ハイライトに隠れて見えにくくなることがある

TeXworks で [編集] > [設定] のエディタタブの「エディタ全体のオプション」で「現在カーソルのある行をハイライトする」にチェックを入れている場合,かな漢字変換の際に文字が白く表示され,ハイライトに隠れて見えにくくなるという現象が発生することがあります.このような現象が発生した場合は今のところ,「現在カーソルのある行をハイライトする」のチェックを外す(ハイライト機能を使わない)ぐらいしか対策はありません.

スクリプト

% この節は「スクリプト」についての説明がないと意味をなさないでしょう.

関連リンク


*1 TeXworks は Win32 版の TeX Live に収録されています.Cygwin, macOS, GNU/Linux の TeX Live には TeXworks は収録されていません.

Last-modified: 2018-06-23 (土) 01:43:12 (28d)