*GPL Ghostscript 8.15 [#b77ff5f3]

以下は空のページの代わりにとりあえず入れただけの stub です。
書き換えてください。

**はじめに [#x646eb19]

GNU Ghostscript 7.x では日本の gs-cjk プロジェクトの成果が取り込まれましたが,AFPL Ghostscript 8.x
になってそれが外されてしまいました。
ようやく2004年9月に 8.x シリーズのGPL版(旧GNU版に対応するもの)が出ましたが,gs-cjk
の成果は外されたままです。

以下は Mac OS X 10.3 + X11 の環境でインストールした記録です。

**ダウンロード [#q569c8fe]

http://www.ghostscript.com/ にあるリンクをたどって ghostscript-8.15.tar.bz2 を入手します。

そのうち [[CTAN]] などのミラーでも出回るはずです。

**インストール [#u4ad1919]

[[Ghostscript 7.07]] を /usr/local にインストールしたので,今回は /usr/local/teTeX
以下にインストールしてみます。

 cd /usr/local/src
 tar xvjf ...../ghostscript-8.15.tar.bz2
 cd ghostscript-8.15
 ./configure --prefix=/usr/local/teTeX

これで make,make install
すると,次のものが /usr/local/teTeX/bin に入ります。

>bdftops dvipdf eps2eps fixmswrd.pl font2c gs gsbj gsdj gsdj500 gslj
gslp gsnd lprsetup.sh pdf2dsc pdf2ps pdfopt pf2afm pfbtopfa printafm
ps2ascii ps2epsi ps2pdf ps2pdf12 ps2pdf13 ps2pdf14 ps2pdfwr ps2ps
pv.sh unix-lpr.sh wftopfa

また,/usr/local/teTeX/share/ghostscript/8.15 の下にたくさんのものが入ります。
/usr/local/teTeX/man/man1 と /usr/local/teTeX/man/de/man1 の中にもマニュアル類が入ります。

欧文フォントについては [[Ghostscript 7.07] と同じです。
/usr/local/teTeX/share/ghostscript/fonts の中に入れておきます(あるいは従来の
/usr/local/share/ghostscript/fonts をシンボリックリンクしておきます)。

和文については,[[Ghostscript 7.07] では CIDFnmap で設定しましたが,8 シリーズでは cidfmap
(上の設定では /usr/local/teTeX/share/ghostscript/8.15/lib/cidfmap)
に記述します。
以下は [[sazanami:http://wiki.fdiary.net/font/?sazanami]]
TrueType フォントを使う例です(実際は1行です):

 /Ryumin-Light << /FileType /TrueType
    /Path (/path/to/sazanami-mincho.ttf)
    /SubfontID 0 /CSI [(Japan1) 2] >> ;

同様に /GothicBBB-Medium も sazanami-gothic.ttf に設定します。

これで1ページ目は表示できますが,2ページ目に移動しようとすると,Bus error
で落ちてしまいます。

CIDフォントなら使えます。
/usr/local/teTeX/share/ghostscript/8.15/Resource/CIDFont
の中にたとえば WadaMin-Regular,WadaGo-Bold
というCIDフォントを入れておき,上記cidfmapに

 /Ryumin-Light /WadaMin-Regular ;
 /GothicBBB-Medium /WadaGo-Bold ;

と書いておきます。