本を作る際に統一化のために決める必要がある事項
- 特に共同作業で本を作り,専属編集者もいないような場合には,統一化した決め事を提示しないと危ないかも.
- このような編集のノウハウの知識は一般にはかなり入手困難のようです.
-- 出版社の専門編集者の門外不出ノウハウのようです.
-- 出版社の専門編集者は,専門用語の統一化をほぼ完全に行ってくれる(それとも不可能でしょうか)?

* TeX ソースファイル類 [#we217728]

**ディレクトリ構造 [#dd48d638]
本の各章のソースファイル,グラフィックファイルを格納するディレクトリ構造を決める
- 1つのディレクトリに100以上に及ぶかもしれないファイルを収納すると(ディレクトリ構造なし),管理が行き届かない虞れあり.

**文字コード [#p0b408fd]
-UTF-8に統一するか?
-改行コードをLFに統一するか?

* 使用するTeXスタイルpackage [#vbd94ebe]

執筆作業開始前に使用非使用を確定させておくほうがよいパッケージ
- amsmath,array,multicol,plext
- 他にもhangcaption など?

(少なくとも,amsmath,array,multicol,plext の各パッケージを用いるか否かは執筆作業開始前に確定させておくほうがよいでしょう.)
// amsmath パッケージは,このパッケージを用いない場合の \cases コマンドの
// 代わりに cases 環境を用いるようにするといった各種のコマンドの外部仕様の
// 変更を伴います.
// array パッケージについては使用時と不使用時で表の幅が微妙に異なってきます.
// multicol パッケージは figure/tabular 環境や脚注の扱いを大きく変更します.
// plext パッケージはほかのパッケージ(特に,表に関係するもの)との
// 相性問題が知られています.
// もちろん,いま列挙した 4 パッケージ以外についても,各種のコマンドの仕様を
// 大きく変更するようなパッケージ(例えば ftnright)には注意が必要です.


マクロ使用の申し合わせ
- \hlineより太い表罫線の定義:”\Hline”として定義?
-  \labelitemiの再定義
- \textmu :単位に使われる"µ” (“μ”.環境によってどちらかは立体に見えるはず)


* 表記に関する統一化 [#he3b0354]

-文体(「です」,「ます」とするか?)
-専門用語の統一化(適不適リストを作成するべき?) (例:「○伝播」vs [△伝搬]
-カナ語の統一化(適不適リストを作成するべき?) (例:「○レーザ」vs [△レーザー])
-句読点([.],[,]とするか?)
-数式にコンマ・ピリオドをつけるか?
-数式の変数表記はISOに従うか?(それとも米国流か?)
-漢字を使う場合
-- 音読みは全て漢字表記とするか?
--もしも漢字の音読みにかなを使う場合には片仮名とするか? (例:「憂ウツ」)
--漢字を使用不使用のリストを作成するべき? (例:「○このように」vs [△この様に])
-かなを使う場合
--一般に日本語では,訓に漢字を使用する・しないの規準はそれほど明確でない
--- 漢字を使用不使用のリストを作成するべき? (例:「○1年にわたる」vs [△1年に亘る])
-送りがな(昭和48年6月内閣告示(昭和56年10月一部改正)の「送り仮名の付け方」とするか?)
-仮名遣い(昭和61年7月内閣告示の「現代仮名遣い」とするか?)

-電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ誌(FR)原稿執筆のしおり http://www.ieice.org/ess/ESSold/FR/shiori.doc

// そのような一般的なこと(ただし,文体を除く)はむしろ「編集側に一任」してもよいのでは.

*外部リンク [#c13de333]

-http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:記事名の付け方
-http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:表記ガイド
-http://www.kanpyo.net/
-http://www.bunka.go.jp/kokugo/
-http://www.yamanouchi-yri2.com/yrihp/tgb-06/t-2-4s01fa.htm