*楽譜 [#z503491d] -[FIXME] かなり以前に書きかけたままの状態です。どなたか完成させてください。 -[2005-01-04] ということで,とりあえずリンクを現状に合わせ,いくつかの情報を追加してみました。 -[2005-07-31] MusiXTeX ver.T.113の[[Beta Releaseが出ました:http://icking-music-archive.org/software/indexmt6.html#musixtex]] 。 T.112におけるknown bugのfixが中心です。いくつかの重要な拡張マクロとPS-Type1フォントが同梱されるようになりました。(musixtex.zip 6.1MB) -[2005-12-21] 最近Windows環境にPMX, M-Txをインストールしましたので、インストールと処理方法について追記しました。 // ちょっと修正 2005-12-24 **MusiXTeX [#l0a501fd] TeXで楽譜を書くための拡張マクロパッケージです。 //[[CTAN:macros/musixtex/taupin/:http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/macros/musixtex/taupin/]]にあります。 //最新バージョンは T.112 です。 最新安定バージョンは T.112 です。[[CTAN:macros/musixtex/taupin/:http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/macros/musixtex/taupin/]] の musixtex-T112.tar.gz (1001KB) というファイルに収められています。なお,musixtex-t112.zip は主著者である故Daniel Taupin氏自身によるものですが,改行コード(CRLF,LF)の不揃いがあるので,通常は tar.gz 書庫を用いることをお勧めします。 インストールは,おおむね以下のようにします。 +書庫を適当な一時ディレクトリに展開します。いくつかのサブディレクトリができます。 +tex ディレクトリ内の TeX ファイルを $TEXMF/tex/generic/musixtex/ に入れます。 +mf ディレクトリ内の METAFONT ソースを $TEXMF/fonts/source/public/musixtex/ に入れます。 +tfm ディレクトリ内の tfm ファイルを $TEXMF/fonts/tfm/public/musixtex/ に入れます。 +ここでシステムによっては texhash ないし mktexlsr を実行します。 +systems ディレクトリ内から,適切な musixflx の実行ファイルを選んでPATH の通ったディレクトリにコピーします。ただし,使っているコンパイラが古い場合が多いので,システムによっては musixflx.c を自分で再コンパイル(gccなら gcc -O2 musixflx.c -o musixflx ,MSVCなら cl /MD musixflx.c )するほうが良いでしょう。 // 注 2005.12.24 // マクロの入れ先には緒論あります。 // 単純に $TEXMF/tex/musixtex/ という解釈もあります。 // しかしMusiXTeXは全てのplainベースのフォーマットで動作する(べき)ので、 // $TEXMF/tex/generic/musixtex/ が最も適切と思います。 // フォントも解釈が分かれるところですが $TEXMF/fonts/****/musixtex よりは // $TEXMF/fonts/****/public/musixtex が良いですね。 上記で$TEXMFのかわりに$TEXMFLOCALにインストールしても良いです(dvioutを使う場合,TEXROOTの設定に注意)。 MusiXTeXは楽譜を作成するのに3パスの処理を必要とします。また,LaTeX文章中に楽譜の例を引用する場合を除いて,LaTeXではなくplain TeXを使います。 例えばfoo.texがあるとすれば + tex foo + musixflx foo + tex foo のように実行します。日本語フォントを適切に定義して tex の代わりに ptex を用いるだけで,日本語も問題なく扱えます。 歴史的には,MusicTeXをベースにして,音符の横幅の割付方法を改良(TeX内部で計算できる内容には限度があるので,処理を外部実行ファイル musixflx に任せ,きめ細かい処理を行えるように)したのがMusiXTeXです。 ドキュメントの PDF 版(バージョンT.102)を [[ここ:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texfaq/musixdoc.pdf]] に置いておきます(約700K)。 多数の拡張パッケージが,[[Werner Icking Music Archive:http://icking-music-archive.org/]] の [[MusiXTeX and Related Software:http://icking-music-archive.org/software/indexmt6.html]] から得られます。 **PMX, M-Tx [#w4e7f46d] PMX は MusiXTeX のプリプロセッサです。 [[Werner Icking Music Archive:http://icking-music-archive.org/]] の [[MusiXTeX and Related Software:http://icking-music-archive.org/software/indexmt6.html]] が現在の配布元です。 [[CTAN:support/pmx/:http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/support/pmx/]] でミラーされています。 これは MML に似た文法で記述するので,MusiXTeX そのままの文法で記述するよりはるかに効率良く楽譜を作成できます。[[MIDI:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/midi/]] も生成できます(ただし同一パートの複数のタイが処理できない等の制限有り,専らデバッグ用の機能)。 M-Tx は PMX のさらなるプリプロセッサで,歌詞の取り扱いを容易にします。 [[Werner Icking Music Archive:http://icking-music-archive.org/]] の [[MusiXTeX and Related Software:http://icking-music-archive.org/software/indexmt6.html]] が現在の配布元です。 // [[CTAN:support/mtx/:http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/support/mtx/]] でミラーされています。コメント化:v0.60以降ミラーされていません Windowsの場合、インストールは次のようにします。(他のOSでも似たようなものでしょう。)ここで、$TEXMFはC:\usr\local\share\texmf-localなど、自分の環境に置き換えてください。 PMXを解凍し、 // tex\pmx.texを$TEXMF\tex\latex\pmxに、// 下記注参照 tex\pmx.texを $TEXMF/tex/generic/musixtex/misc に、 binの中身すべてをPATHの通ったところにコピーします。 M-Txは解凍後、 prepmx.exeをPATHの通ったところにコピーし、 // mtx.texを$TEXMF\tex\latex\mtxにコピーします。// 下記注参照 mtx.texを $TEXMF/tex/generic/musixtex/misc にコピーします。 // 注 2005.12.24 // 確かに$TEXMF/latex の下でも、大抵はkpathsearchが見つけてくれるので // 動作はしますが、PMX,M-TxはLaTeXとは全く無関係なものなので、 // ここに入れるのは推奨できません。 // MusiXTeXの子分ですから$TEXMF/tex/generic/musixtex/misc にコピー // するのが適切と思います。直しておきました。 では、[[結城さんのページ:http://www.hyuki.com/dig/music.html]]にあるサンプルをコンパイルしてみましょう。私はきらきら星のソースをmozart.mtxと名づけてテストしました。(日本語の歌詞も扱えるのですね!) del mozart.mx2 prepmx mozart pmxab mozart ptex mozart musixflx mozart ptex mozart dvipdfmx mozart 最初のmozart.mx2の削除については、初めてコンパイルしたのであれば行う必要がありません。ただし、修正後の再コンパイル時には絶対に行ってください。 TeXとは関係ありませんが、MIDIも作ってみましょう。先ほど作ったソースを楽譜作成の流れと同様にprepmxコマンドで処理します。 prepmx mozart mozart.pmxが出来ました。これをエディタで開き、出力ディレクトリの指定行(普通は「./」)とタイトル出力コマンド(「Tt」の行)の間に I と書きます。あとは、 pmxab mozart を実行することで、mozart.midが生成されます。 出来上がったMIDIファイルを携帯電話の着メロにしてみるのも楽しいかもしれません。VodafoneやAUの方は[[SMF to SMAFコンバータ:http://smaf-yamaha.com/jp/tools/downloads.html]]、DoCoMoの方は[[MIDIToMLD:http://tokyo.cool.ne.jp/ittake/java/java.html]]をお使いください。 **NoteEdit [#v0e9e056] [[NoteEdit:http://rnvs.informatik.tu-chemnitz.de/~jan/noteedit/noteedit.html]] は Linux(X Window System)用の楽譜エディタです。 **リンク [#e3c7a328] -[[Werner Icking Music Archive:http://icking-music-archive.org/]] 総本山。 -[[MusiXTeX (MusicTeX) による楽譜ライブラリ:http://www.mab.jpn.org/musictex/]] (M.A.B.) [[MusiXTeXの日本語版マニュアル:http://www.mab.jpn.org/musictex/musixtex_j.html#MusiXJdc]]があります。 -[[MusiXTeX入門:http://yoneda-www.cs.titech.ac.jp/~kota/mxt/mxt_a01.html]] (Kitamura さん)リンク切れでしょうか?とりあえず[[Internet Archive:http://web.archive.org/web/20041009230555/http://yoneda-www.cs.titech.ac.jp/~kota/mxt/mxt_a01.html]]で見られます。 -[[MusiXTeXによる楽譜ライブラリ:http://homepage3.nifty.com/idoido/strings/musixtex.html]] (Idogawa さん) //-[[楽譜工房:http://homepage1.nifty.com/kuuku/notation/index.html]] 日本語フォントの定義,スラーのPS化,各種Tipsなど -[[TeX、MusiXTeX、PMX導入記:http://www3.ocn.ne.jp/~yes.sato/dounyu.htm]] -[[MuX2d - Editor for MusiXTeX:http://mux2d.sourceforge.net/]] WYSIWYM(ean)タイプのエディタ兼シーケンサ。 //Win32にも移植されるという噂あり([[SourceForge Project Page:http://sourceforge.net/projects/mux2d]]) -[[Rosegarden:http://www.rosegardenmusic.com]] WYSIWYM(ean)タイプのエディタ兼シーケンサ。プロジェクトが一度仕切り直しになり,同名ながら旧版とは別物。旧版はX11 Rosegardenと呼ばれることになり、同ページに保存されている。 -[[Noteeditの新版:http://developer.berlios.de/projects/noteedit]] -[[LilyPond:http://www.gnu.org/software/lilypond/lilypond.html]] (GNU Music Typesetter) Pythonで書かれたスクリプト集。LaTeX geometry packageを経由して,TeXを汎用プリンタドライバとして使っている。 -[[GuitarTeX:http://guitartex.sourceforge.net/]] (ギターに特化したもの) **注意 [#k01a1a1a] 旧GMD Music Archive ( http://www.gmd.de/Misc/Music/ ) ,およびそれを引き継いだWerner Icking Music Archiveの旧アドレス( http://icking-music-archive.sunsite.dk/ )は既に使用停止されています。ご自分のホームページでこれらにリンクを貼っている方は,最新アドレス http://icking-music-archive.org/ へ更新をお願いします。