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#contents
*Aspell [#asp4a889]
**Aspell について [#aspb1466]
AspellはIspellに機能を追加した新しいスペルチェッカです。TeXの命令を無視する機能もあります。
英語はもちろんのこと、ドイツ語・フランス語・ギリシア語・ロシア語などにも対応しています。
xyzzyから使う場合以外、日本語には完全対応というわけではありません。コマンドラインからの起動・EasyTeXの場合は日本語アルファベット混じり文で誤認識する程度(そこの置換は適切に行われない。それ以外の箇所は問題なく置換可能)、WinShellから使う場合は英語のみの文でないと誤認識がひどい、xyzzyから使う場合は日本語アルファベット混じり文を完全に無視(たとえば「これはtstです」のtstも無視)してくれる、と使い方によって対応状況はまちまちです。(以上から見て分かるように、もっとも使い勝手がいいのはxyzzyから使う場合でしょう。とはいえ、WinShell以外であれば日本語・アルファベット混じり文でもあまりひどくは気にならないと思います。)
上記の通り日本語アルファベット混じり文を完全無視してくれないのが嫌だとか、重いのがいやだとか特に理由がなければぜひAspellをお試しください。WinShell 3も標準で対応しています。
ここではAspellのWindows版について解説します。
**Aspell のインストール [#aspin466]
Aspellは本体と辞書ファイルが別々に配布されています。ここでは英語辞書のみをインストールすることにしましょう。もちろん英語以外の辞書をインストールすれば英語以外の言語の文書もスペルチェックできます。
Aspellは本体と辞書ファイルが別々に配布されています。ここでは英語辞書のみをインストールすることにしましょう。
もちろん英語以外の辞書をインストールすれば英語以外の言語の文書もスペルチェックできます。(ただし、コマンドラインなどでは、ASCII文字のアルファベット以外で構成された単語をスペルチェックすると文字化けすると思います。Emacsやxyzzyなど、さまざまな文字コードに対応したテキストエディタのマクロから呼び出すことを勧めます。)
まず、次の場所からAspell本体(Aspell-(任意の数字)-Setup)と英語辞書(Aspell-en-(任意の数字))をダウンロードします。
[[Aspell for Win32:http://aspell.net/win32/]]
まず本体をインストーラの指示通りにインストールします。基本的にはNextとInstallとFinishを押していくだけでインストールできるはずです。英語辞書もインストーラになっていますが、本体のインストール時にインストール先を変えた場合は、英語辞書のインストール先も適切に変更しておく必要があります。(変えてない場合はデフォルトどおりにインストールします。)
辞書のインストール時に
replace TmpInstall/Copying? [y]es, [n]o, [A]ll, [N]one, [r]ename:
と聞かれることがあります。「A」と入力してEnterキーを押しておきましょう。
環境変数PATHを必要に応じて設定します。PATHの値はC:\Program Files\Aspell\binです。(ただし、コマンドプロンプトを用いる場合です。WinShellなどエディタ等から呼び出す場合はPATHの設定をする必要はありません。)
Windows以外のインストール方法は、[[欧文スペルチェッカー GNU Aspell:http://members.jcom.home.ne.jp/advweb/build/others/aspell.html]]をご覧ください。
**Aspell の使い方(コマンドプロンプト編) [#aspus466]
PATHを通しているならば、
aspell --lang=en -c -t 調べたいtexファイル
でTeX文書を英語でスペルチェックできます。詳しい使い方は
[[欧文スペルチェッカー GNU Aspell:http://members.jcom.home.ne.jp/advweb/build/others/aspell.html]]
をご覧ください。
**Aspell の使い方(WinShell編) [#awsus466]
WinShellなら設定なしで(PATHの設定も不要)、ツールバーのスペルチェッカボタンを押すだけでスペルチェックしてくれます。専用のダイアログもあり、使いやすいです。
ただし、日本語アルファベット交じりの文だと、日本語とアルファベットの混じり具合にもよりますが、あまり適切に働かないこともあります。日本語アルファベット混じり文をIgnoreし続け、アルファベットのみの文でのみスペルチェックしていく、というやり方で我慢するしかないようです。EasyTeXなど他のソフトから起動するという手もあります。
また、メニューを英語にしておかないと、ダイアログにメニューが表示されないことにも注意してください。
**Aspell の使い方(EasyTeX編) [#awset466]
[オプション]→[TeX環境設定]より、スペルチェッカに「C:\Program Files\aspell\bin\aspell.exe」を、スペルチェッカー起動オプションに「--lang=en -t -c」を指定しておきます。[Iniファイルに保存]ボタンをクリックし、[OK]をクリックします。
ツールバーよりスペルチェックボタンを押せば、Aspellが起動します。使い方はAspellの使い方を参照して下さい。
**Aspell の使い方(Emacs, Meadow編)[#aemcsfoi]
ispell.lから呼び出せるそうです。いろいろ検索してみましょう。例として、[[ドイツ語LaTeX文書のスペルチェック方法:http://www.pocus.jp/d-latex/aspell-latex-de.html]]のページを挙げます。
**Aspell の使い方(xyzzy編) [#awsxy466]
''[[xyzzyの解説>xyzzy]]''をご覧ください。
''[[xyzzyの解説>xyzzy]]''をご覧ください。英語以外の言語もスペルチェックできます。