[[TeX Live]] > [[OS X>Mac]]
[[TeX Live]] > [[macOS>Mac]]

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#contents
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*インストール [#y09289cd]
*インストール [#install]

OS X に TeX Live をインストールする場合,以下の方法があります。
macOS に TeX Live をインストールする場合,以下の方法があります。
お使いの macOS のバージョンによっては,ご利用になれないインストール方法もありますので,事前に[[はじめに:TeX Live 2019 のバイナリの動作環境>#binary]]をお読みください。

-TeX Live をベースにした OS X 専用の TeX ディストリビューションを入手する
--MacTeX:TeX Live のフルインストールと,Ghostscript および関連 GUI アプリケーションのインストールを行います。
--BasicTeX:TeX Live のサブセット (scheme-small) をインストールします。
--小川版 Drag & Drop UpTeX:上記の BasicTeX に日本語パッケージが予め追加されています。
-TeX Live 公式のインストーラを使用する
--install-tl を入手してターミナルから実行
-TeX Live 公式のインストーラを使用する(最も多くの Mac で動作する方法です)
--install-tl を入手してターミナルから実行します → [[こちら>#texlive-install-official]]
-TeX Live をベースにした macOS 専用の TeX ディストリビューションを入手する
--MacTeX:TeX Live のフルインストールと,Ghostscript および関連 GUI アプリケーションのインストールを行います。 → [[こちら>MacTeX]]
--BasicTeX:TeX Live のサブセット (scheme-small) をインストールします。 → [[こちら>BasicTeX]]
--小川版 Drag & Drop UpTeX:TeX Live のサブセット (scheme-small) に日本語パッケージ + α が予め追加されており,日本語フォントのセットアップを自動で簡単に行う GUI も付いています。 → [[こちら>Drag and Drop UpTeX]]
-パッケージ管理システムを利用する
--Homebrew 向けパッケージ
--MacPorts 向けパッケージ
--Homebrew 向けパッケージ → [[こちら>#texlive-install-brew]]
--MacPorts 向けパッケージ → [[こちら>#texlive-install-port]]

いずれの方法でも,大まかな手順は以下のとおりです:

+TeX Live をインストール
+TeX Live を最新版にアップデート
+日本語環境の整備(ヒラギノフォントを埋め込む設定)

以下でそれぞれのインストール法およびセットアップ法を説明します。

**Xcode のインストール要求ダイアログについての注意 [#d359d79d]
** [重要]macOS に付属のヒラギノフォント [#yf81dd15]
macOS (OS X El Capitan 以降) に付属のヒラギノフォントを使用したい場合は,インストールと最新へのアップデートが完了した後で,[[ヒラギノフォント#macos-hiragino-setup]]を参考に設定を行ってください。
下記の理由により,これは特に必須というわけではありません。

Xcode がインストールされていない環境下では,TeX Live のインストーラの実行中,および tlmgr によるアップデートの実行中に,次のようなダイアログが表示されて実行が中断される問題が知られています。
-TeX Live 2015 以前では,PDF を作成すると日本語フォントが埋め込まれませんでした。この状況では,何らかの日本語フォントの埋込設定を「必ず」行う必要があり,この TeX Wiki でも「日本語設定の一環」としてヒラギノフォントの利用を推奨していました。
-ところが,TeX Live 2016 以降では状況が変わり,標準で IPAex フォントが埋め込まれるようになりました([[参考:http://acetaminophen.hatenablog.com/entry/texlive2016-changes#main-7]])。そのため,もはやヒラギノフォントを使う設定は「日本語設定の一環」ではなく,単に好みの問題となりました。

>
&ref(TeX Live/Mac/XcodeCommandLineTools.png,50%);
<
**はじめに:TeX Live 2019 のバイナリの動作環境 [#binary]

cc コマンドの実行のために Xcode Command Line Tools のインストールが要求されているのですが,実際には,Xcode のインストールは必須ではありません。
「今はしない」をクリックしてスキップして問題なく,そのままインストール・アップデートが続行できます。
macOS 用として配布される TeX Live 2019 のバイナリは,x86_64-darwin バイナリと x86_64-darwinlegacy バイナリの 2 種類があります。

なお,このダイアログを出さずに tlmgr を実行するために,次のような回避策が存在します。
例えば
-x86_64-darwin バイナリ: [[Apple セキュリティアップデート:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222]]が提供されている macOS のみをサポートします。
-x86_64-darwinlegacy バイナリ:それ以前のレガシーな macOS をサポートします((TeX Live 2016 までは universal-darwin バイナリが存在しましたが,TeX Live 2017 で削除されて i386-darwin バイナリと powerpc-darwin バイナリに置き換えられました ([[r43871:http://www.tug.org/svn/texlive?limit_changes=0&view=revision&revision=43871]])。TeX Live 2018 で i386-darwin バイナリと powerpc-darwin バイナリも削除されました ([[r47075:http://www.tug.org/svn/texlive?view=revision&revision=47075]])。))。

 $ sudo tlmgr update --self
お使いの macOS のバージョンに応じて,適切な方を選択する必要があります。
具体的には,以下の表を参照してください(&#x2714; マークが macOS と対応するバイナリを示す)。
なお,MacTeX / BasicTeX に付属する TeX Live には x86_64-darwin バイナリのみが収録されていますので,レガシーな macOS では使用できません。

の代わりに
LEFT:TeX Live 2019 が動作する macOS と対応するバイナリ
|BGCOLOR(#f0f0f0):|||c
||x86_64-darwin|x86_64-darwinlegacy|
|macOS 10.15 Catalina|&#x2714;||
|macOS 10.14 Mojave|&#x2714;||
|macOS 10.13 High Sierra|&#x2714;||
|macOS 10.12 Sierra|&#x2714;||
|OS X 10.11 El Capitan||&#x2714;|
|OS X 10.10 Yosemite||&#x2714;|
|OS X 10.9 Mavericks||&#x2714;|
|OS X 10.8 Mountain Lion||&#x2714;|
|Mac OS X 10.7 Lion||&#x2714;|
|Mac OS X 10.6 Snow Leopard||&#x2714;|

 $ sudo bash -c "CC=: tlmgr update --self"
// 「クソ」という言葉は、ネタであることが明確でないかぎり、一般的に読み手が不快に感じると思うので、一旦、コメントアウトしておきます。
// このような自分のやりたいことがすぐにできないだけで、自分の門外漢のOSSに対して、暴言の吐く記事を載せる必要もないと考えます。
// このような執拗に「ヒラギノフォント」に拘る人のために、一番上に「ヒラギノフォントを埋め込む」方法を1行ぐらいで書いてあげたら良いのではないでしょうか? 一発でできないかぎり、またこのような人物が現れるかねないでしょう。
// @kauplan 氏によって Qiita に投稿された記事「[[LaTeXの環境構築がクソ^H^H苦行すぎる(macOS Mojave+MacTex 2018):https://qiita.com/kauplan/items/44ac2ecc37a31babb577]]」によると、Mojaveでの問題点が「[[TLContrib]]」で説明されているらしいのですが、本ページからのリンクがないためたいへんご苦労された様子です。Mojave の人はそちらの記事も参照してみると良いでしょう。

と実行すれば,cc コマンドを無効化して tlmgr を実行できます( : は「何もしない」という bash の組み込みコマンド)。
この場合,Xcode のインストールが要求されることなく,tlmgr の実行が正常に完了します。

**OS X 10.11 El Capitan への対応 [#elcapitan]
**TeX Live 公式のインストーラの使用 [#texlive-install-official]

2015年10月3日(日本時間)に,El Capitan のヒラギノフォントに対応した jfontmaps & cjk-integrate 20151002.0 が TeX Live に取り込まれました。
一両日中に日本国内の主要なミラーサイトに反映されるでしょうから,''pLaTeX / upLaTeX + dvipdfmx でヒラギノフォントを埋め込みたい場合''については El Capitan へのアップグレードが可能になります。
この件を含めた一連の TeX 界の対応については,以下を参照してください。
TeX Live のインストールガイド

-[[TeX界の El Capitan 迎撃戦記:http://doratex.hatenablog.jp/entry/20151008/1444310306]]
-http://www.tug.org/texlive/quickinstall.html
-http://www.tug.org/texlive/doc/texlive-en/texlive-en.html#installation

この情報は El Capitan への積極的なアップデートをすすめるものではありません。
ただし,Yosemite 以前には既知の脆弱性があり,その対策は El Capitan へのアップデートでしか提供されていないため,El Capitan へのアップデートを見合わせるということは TeX や DTP のためにセキュリティ対策を犠牲にしていると心得る必要があります。
を見ると [[MacTeX]] が推奨されていますが,MacTeX に付属する TeX Live には x86_64-darwin バイナリのみが収録されており,レガシーな macOS にはインストールできません。
一方,TeX Live 公式のインストーラを使えば,x86_64-darwin / x86_64-darwinlegacy いずれの環境でも TeX Live をインストールすることができます。

-TeX Live 2015 に収録されている [[LuaTeX]] beta-0.80.0 は,El Capitan に搭載された新しい形式のヒラギノフォントを利用することができません。
したがって,[[LuaTeX-ja]] でヒラギノフォントを使うためには2015年10月8日にリリースされた LuaTeX beta-0.81.0 に更新する必要があります(ただし,luaotfload パッケージの対応が未完了)。
なお,IPA(ex) フォントを利用するのであれば無理に LuaTeX を更新する必要はありません。
まず,[[ミラーサイト>TeX Live#tlnet]]から install-tl-unx.tar.gz をダウンロードします.

-DTP で OS X El Capitan 搭載のヒラギノフォントを利用する場合,以前のヒラギノフォントとの互換性の問題により「Adobe InDesign CC/CS や Illustrator CC/CS などで文字間のカーニングをオプティカルに設定していると組体裁が崩れる」という情報もあります。
(多くの場合,ヒラギノフォントを OS X にたよらず購入していることが想定されますが…)
--参考:[[OS X El Capitan(10.11)搭載のヒラギノフォントと弊社製品版フォントについて:http://www.screen.co.jp/ga_product/sento/support/otf_osx_El_Capitan.html]]
 $ curl -O http://mirror.ctan.org/systems/texlive/tlnet/install-tl-unx.tar.gz

-OS X El Capitan に新たに収録された日本語フォントの多くは,従来の拡張子 .otf の OpenType Font を束ねた形式の OpenType Collection Font です。
OpenType Collection Font の拡張子は既存の TrueType Collection Font と同じ .ttc ですが中身は別物ですので,TeX Live 2014 以前に収録されている dvipdfmx は OpenType Collection Font に対応していません。
--参考:[[TeX で OpenType Collection フォントを扱ってみると(その1):http://d.hatena.ne.jp/acetaminophen/20151003/1443865926]],[[(その2):http://d.hatena.ne.jp/acetaminophen/20151004/1443980435]],[[(その3):http://d.hatena.ne.jp/acetaminophen/20151005/1443984259]]
install-tl-unx.tar.gz を展開します.
 $ tar xvf install-tl-unx.tar.gz

***OS X El Capitan での TeX Live のセットアップ [#l8c867e9]
展開したインストーラのディレクトリに移動します.
 $ cd install-tl*

''注意'':奥村先生の「[改訂第6版]LaTeX2e 美文書作成入門」のインストーラから TeX Live 2013 をインストールした場合については,[[サポートページ>http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/bibun6/]]に情報が掲載されるのをお待ちください(別の方法が用意される見込みです)。
root 権限でインストーラを実行します.
デフォルトでは Tcl/Tk による GUI インストーラが起動します.-no-gui オプションでテキストモードで起動します.-repository オプションでダウンロードするリポジトリを指定できます.
 $ sudo ./install-tl -no-gui -repository http://mirror.ctan.org/systems/texlive/tlnet/

OS X El Capitan で TeX Live を利用したい場合は,はじめに
 ...

-TeX Live 2015(または MacTeX-2015 / BasicTeX-2015)のインストール
-OS X El Capitan へのアップグレード
 Actions:
  <I> start installation to hard disk
  <H> help
  <Q> quit

を完了させてください(どちらを先に行ってもかまいません;TeX Live や MacTeX / BasicTeX のインストールは,El Capitan かどうかにかかわらず従来と同じ方法で可能です((古いバージョンの TeX Live がインストールされていても気にせずに,新規インストールと同じ手順でインストールします。)))。
そのうえで,El Capitan 対応の大まかなセットアップ手順は以下のとおりです:
 Enter command: I

+ TeX Live を最新の状態に更新
+ jfontmaps & cjk-gs-integrate.pl のバージョン確認
+ 新しいヒラギノフォントへのシンボリックリンクを作成
+ マップファイルの更新
+ (周辺アプリケーションの設定変更:必要であれば)
I を入力してインストールを開始します.
サーバーの接続エラーが発生したり,何らかの理由により取得したアーカイブに問題があったりした場合はインストールが途中でストップします.
この場合は,以下のコマンドで途中から再開できたりできなかったりします.

まず,TeX Live を最新の状態に更新します。
ターミナルから [[tlmgr]] を実行します。
 $ sudo ./install-tl -no-gui -profile installation.profile

 $ sudo tlmgr update --self --all
再開できない場合は[[接続先を変更>TeX Live#tlnet]]するか,または [[ISO ファイル>TeX Live#iso]]をミラーサイトからダウンロードしてインストールしてください.

なお,TeX Live の更新には [[MacTeX]] 付属の [[TeX Live Utility]] という GUI ユーティリティを使うこともできます(この場合,更新前に jfontmaps が 20151002.0 以上であるかどうかを簡単に確認できるというメリットもあります)。
インストールが終了したら /usr/local/bin ディレクトリ配下にシンボリックリンクを追加します.
 $ sudo /usr/local/texlive/????/bin/*/tlmgr path add

次に,TeX Live の更新によってインストールされた jfontmaps が「revision 38527 以降であること」(すなわち catalogue-version 20151002.0 以降であること)を確認します。
上記の ???? は 2019,* は x86_64-darwin または x86_64-darwinlegacy にマッチすることが想定されていますがうまく動作しない場合は以下のようにして具体的なディレクトリ名を指定してください.
 $ sudo /usr/local/texlive/2019/bin/x86_64-darwin/tlmgr path add

 $ tlmgr info jfontmaps
 package:     jfontmaps
 category:    Package
 (中略)
 installed:   Yes
 revision:    38527
 (中略)
 cat-version: 20151002.0
**Xcode のインストール要求ダイアログについての注意 [#xcode]

該当すれば,El Capitan に対応したマップファイルがインストールされていますので,以下の手順を実行します。
もし該当しない場合は,お使いのミラーサイトにまだ jfontmaps が反映されていなかったことになりますので,時間がたった頃にもう一度 TeX Live の更新を行ってください([[下>TeX Live/Mac#y64b5891]]の IPA フォントを使う一時しのぎも可能です)。
Xcode がインストールされていない環境下では,TeX Live のインストーラの実行中,および tlmgr によるアップデートの実行中に,次のようなダイアログが表示されて実行が中断される問題が知られています。

//
//パッケージ更新前に jfontmaps のバージョンが 20151002.0 以上になっているかどうかをターミナルから確認する方法の例:
//(下の例はまだ JAIST のミラーに 20151002.0 が到達していないことを示す)
//
// $ tlmgr dump-tlpdb --remote | grep -C2 "name jfontmaps"
// tlmgr.pl: package repository http://ftp.jaist.ac.jp/pub/CTAN/systems/texlive/tlnet
// (中略)
// name jfontmaps
// category Package
// revision 38460
// --
// catalogue-version 20150924.0
// (略:かなり長い)
//
>
&ref(TeX Live/Mac/XcodeCommandLineTools.png,50%);
<

次に,新しいヒラギノフォントなどの和文フォントにシンボリックリンクを張るスクリプトを実行します((従来の cjk-gs-integrate のオプションは --link-texmflocal でしたが,新しい版では --link-texmf [DIR] でディレクトリを指定する形式となりました。この [DIR] を空白にした場合,TEXMFLOCAL の場所が指定されたとみなされます。))。
cc コマンドの実行のために Xcode Command Line Tools のインストールが要求されているのですが,実際には,Xcode のインストールは必須ではありません。
「今はしない」をクリックしてスキップして問題なく,そのままインストール・アップデートが続行できます。

 $ cd /usr/local/texlive/2015/texmf-dist/scripts/cjk-gs-integrate     ←BasicTeX の場合は 2015 の代わりに 2015basic と入力
 $ sudo perl cjk-gs-integrate.pl --link-texmf --force
 $ sudo mktexlsr
なお,このダイアログを出さずに tlmgr を実行するために,次のような回避策が存在します。
例えば

最後に,El Capitan の新しいヒラギノフォントを埋め込むためのマップファイルを指定しなおします。
 $ sudo tlmgr update --self

 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed hiragino-elcapitan       (ヒラギノの N シリーズでない方を埋め込む場合)
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed hiragino-elcapitan-pron  (ヒラギノの N シリーズを埋め込む場合)
の代わりに

以上で,ヒラギノフォントを pLaTeX / upLaTeX + dvipdfmx で PDF に埋め込むことができます。
 $ sudo bash -c "CC=: tlmgr update --self"

***OS X El Capitan でのアプリケーションの設定変更 [#i8a16a2b]
と実行すれば,cc コマンドを無効化して tlmgr を実行できます( : は「何もしない」という bash の組み込みコマンド)。
この場合,Xcode のインストールが要求されることなく,tlmgr の実行が正常に完了します。

続いて,必要に応じて周辺アプリケーションの設定変更を行います。
これは,MacTeX や BasicTeX のユーザが該当します(Homebrew を使って mactex / basictex をインストールした場合は,パッケージ管理システムの下に置かれているため該当しません)。
なお,各アプリケーションは El Capitan 対応のためにバージョンアップしていることがありますので,El Capitan へのアップグレード後はアプリケーションも最新版に更新するとよいでしょう。

MacTeX-2014 / BasicTeX-2014 以前では,TeX 関連プログラムへのシンボリックリンクを /usr/texbin 以下に作成していました。
TeXShop などのアプリケーション(の少し古いバージョン)はこの場所にシンボリックリンクが存在することを仮定していましたので,プログラムのパスに /usr/texbin を指定していることがあります。
しかし,/usr/texbin は El Capitan へのアップグレードにより強制的に /Previous System/usr/texbin 以下に移転されていて,呼び出すことができない状態になってしまいます。

-MacTeX-2015 / BasicTeX-2015 以降は,Yosemite までの環境で /usr/texbin のほかに /Library/TeX/texbin にもシンボリックリンクを作成しますので,単にアプリケーションのパス設定を /Library/TeX/texbin に切り替えるだけで完了します。
-MacTeX-2014 / BasicTeX-2014 以前を引き続き使い続ける場合は,例えば以下のようにしてシンボリックリンクを張り替える必要があります。(参考:[[MacTeX-2015 and El Capitan (PDF):https://tug.org/mactex/UpdatingForElCapitan.pdf]])
 $ cd /Library/TeX
 $ sudo ln -s Distributions/Programs/texbin texbin
 $ echo "/Library/TeX/texbin" >~/Desktop/TeX
 $ sudo cp ~/Desktop/TeX /etc/paths.d/TeX
そのうえで,アプリケーションの設定変更を行ってください。
ただし,''TeX Live 2014 以前に収録されている dvipdfmx は,新しい OpenType Collection というフォント形式に非対応''ですので,El Capitan に収録されているヒラギノなどのフォントを扱うことができません。
新しい MacTeX-2015 / BasicTeX-2015 をインストールするか(2014以下がインストールされていることは気にせずに新規インストールすれば結構です),[[下>TeX Live/Mac#y64b5891]]を参考に IPA(ex) フォントを埋め込むことで凌ぐとよいでしょう。
**パッケージ管理システムによる TeX Live (MacTeX, BasicTeX) のインストール [#texlive-install-pacman]

***OS X El Capitan に向けての注意(2015-07-12 版アーカイブ) [#r55ca802]
***[[Homebrew:http://brew.sh/]] によるインストール [#texlive-install-brew]

2015年秋から配布される予定の OS X El Capitan では,セキュリティ上の理由から /usr への書き込みは出来なくなるため,各種バイナリへのシンボリックリンクが変更となります。(/usr/local 以下には書きこめるので,/usr/local/texlive はこれまでと変わりません。)

|OS X Yosemite 以前|OS X El Capitan|
|/usr/texbin|BGCOLOR(pink):/Library/TeX/texbin|
- /Library は,''ホーム直下の「ライブラリ」ではなく'',''ホームよりも上位にある「ライブラリ」''です。Finder で「移動」-「コンピュータ」として,ハードディスク名をクリックしたときに「アプリケーション」「システム」「ユーザ」と並んで見える「ライブラリ」です。

MacTeX-2015 および BasicTeX-2015 は,Yosemite までのシステムには両方のシンボリックリンクを作成しますので,MacTeX がインストールする各種アプリケーションはこれまでの設定のままで動作します。
El Capitan への移行準備として設定変更も可能です。

MacTeX-2015 がインストールする GUI アプリケーション(BibDesk, LaTeXiT, TeX Live Utility, TeXShop)は /usr/texbin がデフォルトとなっているため,El Capitan での使用においては設定変更が必要です。
(その他のアプリケーションについても同様の変更が必要となるかもしれません。)

-http://tug.org/mactex/mactex-download.html

MacTeX-2014 および BasicTeX-2014 以前をインストールしている場合,El Capitan にアップグレードすると /usr/texbin に作成されているシンボリックリンクは /usr/texbin/ から /Previous System/usr/texbin/ に移転されます。

-参考:[[(1):https://twitter.com/doraTeX/status/608620177282846720]], [[(2):https://twitter.com/doraTeX/status/608620746370260992]], [[(3):https://twitter.com/doraTeX/status/608625460453363712]]

また,現在 (2015-07-12) 公開中の El Capitan Public Beta 3 では''和文フォント周りの構成が大きく変化''しており,従来の(この Wiki 内で説明している)方法ではヒラギノフォントなどを正しく埋め込むことができません。
現在,TeX Live のディストリビューション側でこの変更にどう対応するか検討中の段階ですので,現時点では El Capitan Public Beta をインストールしないのが無難です。

-参考:[[(1):https://twitter.com/doraTeX/status/621217678259154944]], [[(2):https://twitter.com/doraTeX/status/621218337599586304]], [[(3):https://twitter.com/doraTeX/status/621219702774235136]], [[(4):https://twitter.com/doraTeX/status/646331410043699201]], [[(5):https://twitter.com/doraTeX/status/646376155231092740]], [[(6):https://twitter.com/doraTeX/status/646376295115288576]], [[(7):https://twitter.com/doraTeX/status/646502384059813889]], [[(8):https://twitter.com/doraTeX/status/646502515014438912]], [[(9):https://twitter.com/doraTeX/status/646511280858071040]]

***上の情報を知らずに El Capitan をインストールした方へ(2015-10-02 版アーカイブ) [#y64b5891]

El Capitan のヒラギノフォントを埋め込むことができずに (u)pLaTeX + dvipdfmx が機能できなくなった場合で,かつ急ぎで日本語の LaTeX 環境を必要としている場合を想定して説明します (2015-10-02) 。

// pxchfon を使う方法や.開発版の jfontmaps と lnsysfnt.sh を入手してヒラギノを pTeX で
// 使えるようにする方法はあるが,混乱を避けるためあくまで応急処置として IPA を選択。

ヒラギノフォントの代わりに,[[日本語環境の整備>TeX Live/Mac#i9febc9b]]に書かれている IPAex フォントまたは IPA フォントをマッピングすれば,一応 pTeX 系で日本語の LaTeX 文書を作成することができます。
IPA(ex) フォントは TeX Live に含まれているため,最新のパッケージにアップデートすることなく従来どおり利用することができます。

pLaTeX + dvipdfmx または upLaTeX + dvipdfmx でヒラギノフォントではなく IPA(ex) フォントを埋め込む設定は,ターミナルから以下を実行します:

 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed ipaex    (IPAexフォントを埋め込む)
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed ipa      (IPAフォントを埋め込む)

2015年10月2日11:30現在,CTAN に El Capitan 正式リリース版に対応した jfontmaps が遂にアップロードされました。
数日以内に TeX Live にも反映されると見込まれますので,それ以降は pLaTeX や upLaTeX と dvipdfmx の組み合わせでヒラギノフォントを埋め込むことができるようになります。
((jfontmaps 20150924.0 は El Capitan Public Beta の際に入っていたヒラギノフォントに対応しており,N あり・N なしの字形の収録順序が正式リリースの El Capitan と異なっていましたので注意が必要です。))

追加:2015年10月3日9:30現在,jfontmaps & cjk-gs-integrate 20151002.0 が TeX Live に取り込まれました。
一両日中に日本国内の主要なミラーサイトまで下りてくると期待できますので,それ以降は[[こちら>TeX Live/Mac#elcapitan]]を参考にセットアップを実行してください。


**[[MacTeX]] [#mactex]

MacTeX は [[TeX Live]] をベースにした OS X 専用の TeX ディストリビューションです。


**[[BasicTeX]] [#basictex]

BasicTeX は [[TeX Live]] のサブセットで,OS X 専用の TeX ディストリビューションです。
TeX Live をフルインストールしたくない場合は BasicTeX をインストールします。

あるいは,2015 年 9 月 10 日より[[小川版 Drag & Drop UpTeX (UpTeX.app)>http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/herogw/]] が,BasicTeX をベースに collection-langjapanese を加えたディストリビューションとして配布されています。
UpTeX.app は OS X Yosemite (10.10) / El Capitan (10.11) 対応で,日本語フォントのセットアップを自動で行う AppleScript の GUI がかぶせてあり,簡単にセットアップを行うことができます。


**パッケージ管理システムによる TeX Live (MacTeX, BasicTeX) のインストール [#e3decd1a]

***[[Homebrew:http://brew.sh/]] によるインストール [#za78e055]

-https://github.com/caskroom/homebrew-cask
-https://github.com/caskroom/homebrew-cask/blob/master/Casks/mactex.rb
-https://github.com/caskroom/homebrew-cask/blob/master/Casks/mactex-no-gui.rb
-https://github.com/caskroom/homebrew-cask/blob/master/Casks/basictex.rb

TeX Live をフルインストールする場合は MacTeX をインストールしてください。
Homebrew で MacTeX をインストールできます。
Ghostscript などのツールも Homebrew でインストールできます。

 $ brew install caskroom/cask/brew-cask
GUI-Applications ありの場合
 $ brew cask install mactex
 $ sudo tlmgr update --self --all
 $ sudo tlmgr paper a4

GUI-Applications なしの場合
 $ brew cask install mactex-no-gui
 $ sudo tlmgr update --self --all
 $ sudo tlmgr paper a4

TeX Live をフルインストールしたくない場合は BasicTeX をインストールしてください。
Homebrew で BasicTeX をインストールできます。

 $ brew install caskroom/cask/brew-cask
 $ brew cask install basictex
 $ sudo tlmgr update --self --all
 $ sudo tlmgr paper a4
 $ sudo tlmgr install collection-langjapanese

インストールのやり方などの事例も参考になります。
-[[[El Capitan]Homebrew CaskでTeX環境を構築する:http://www.aruneko.net/archives/1423]]
-[[OS X El Capitan に Homebrew を使って TeX Live 2015 をインストールする手順:http://snap.textfile.org/20151006085255/]]
-[[MacにTexを導入する:http://mktozk.hateblo.jp/entry/configure-tex-on-mac]]
-[[MacTeX#n379ea53]]
-[[BasicTeX#q65e25e8]]

//念のため TeX Live 2014 対応のものも残しておきます.
//-[『Fuzoku実践入門』サンプルリポジトリの紹介:http://learning-fuzoku.hatenablog.com/entry/2014/11/11/163019]]
//--[『Fuzoku実践入門』環境サンプルファイル:https://github.com/akinomurasame/learning-fuzoku-sample]
***[[MacPorts:http://www.macports.org/]] によるインストール [#texlive-install-port]

***[[MacPorts:http://www.macports.org/]] によるインストール [#ebd5afd3]
-[[TeXLivePackages – MacPorts:https://trac.macports.org/wiki/TeXLivePackages]]
-https://www.macports.org/ports.php?by=name&substr=texlive
-https://github.com/macports/macports-ports/tree/master/tex
--https://github.com/macports/macports-ports/blob/master/tex/texlive-lang-japanese/Portfile
--https://github.com/macports/macports-ports/blob/master/tex/texlive-luatex/Portfile
--https://github.com/macports/macports-ports/blob/master/tex/texlive-xetex/Portfile
--https://github.com/macports/macports-ports/blob/master/tex/texlive/Portfile

-[[TeXLivePackages – MacPorts:http://trac.macports.org/wiki/TeXLivePackages]]
-http://www.macports.org/ports.php?by=name&substr=texlive
-http://svn.macports.org/repository/macports/trunk/dports/tex/
-[[texlive-lang-japanese:http://trac.macports.org/browser/trunk/dports/tex/texlive-lang-japanese/Portfile]]
-[[texlive-luatex:http://trac.macports.org/browser/trunk/dports/tex/texlive-luatex/Portfile]]
-[[texlive:http://trac.macports.org/browser/trunk/dports/tex/texlive/Portfile]]

MacPorts 用に TeX Live/MacPorts というパッケージが提供されています。
TeX Live/MacPorts をフルインストールする場合は

 $ sudo port install texlive +full

日本語関連のパッケージと texlive-luatex パッケージと texlive パッケージをインストールする場合は
日本語関連のパッケージと texlive-luatex パッケージと texlive-xetex パッケージと texlive パッケージをインストールする場合は

 $ sudo port install texlive-lang-japanese texlive-luatex texlive
 $ sudo port install texlive-lang-japanese texlive-luatex texlive-xetex texlive

を実行します。

インストールのやり方などの事例も参考になります。
-[[SphinxでLatex拡張を使ってPDF出力する:http://qiita.com/H-A-L/items/8222d894daf1552cef67]]
-[[SphinxでLatex拡張を使ってPDF出力する:https://qiita.com/H-A-L/items/8222d894daf1552cef67]]
-[[LaTeXをmacportsを使ってインストール:http://regry358.hatenablog.com/entry/2014/06/02/155405]]
-[[OSXへのTeXliveインストール (MacTex / MacPorts):http://sphinx-users.jp/cookbook/pdf/latex-install-osx.html]]



*TeX Live のセットアップ [#bcb0d462]

**[[tlmgr]] を使用してのアップデート [#p3c663c9]
ターミナルで,以下のコマンドを実行します。
 $ sudo tlmgr update --self --all
&#x2d;-self は tlmgr 自体のアップデート,--all は TeX Live 構成要素のアップデートを実行します。
tlmgr は複数のリポジトリを管理できます。
[[TeX Live Utility]] は tlmgr の機能を GUI で実現するものですので,上記の機能をメニュー項目から実行できます。

**日本語環境の整備 [#i9febc9b]
**macOS に付属のヒラギノフォント [#zdc78348]
[[ヒラギノフォント#macos-hiragino-setup]]を参考に設定を行ってください。

日本語環境を整備するには以下の作業をするとよいでしょう。
**IPAexフォント/IPAフォント [#x667dd85]

''注意'':2015年10月にリリースされた OS X El Capitan では Yosemite 以前と比較して日本語フォントの構成が変更されているため,下記の手順ではなく[[こちら>TeX Live/Mac#elcapitan]]を実行してください。

***ヒラギノフォント [#d19a1537]

-ヒラギノフォントを利用可能にする設定(Yosemite 以前)
--[[[改訂第6版]LaTeX2e美文書作成入門:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/bibun6/]]では既に設定済みです。
--TeX Live インストールの初期設定のままでは,ヒラギノフォントを用いることができません。
ターミナル上で,ヒラギノフォントのシンボリックリンクを作成し,TeX で利用できるようにします。
[[日本語フォントのセットアップ:http://www.fugenji.org/~thomas/texlive-guide/font_setup.html]]にも詳細な記述があります。
 $ sudo mkdir -p /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/hiragino/
 $ cd /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/hiragino/
 $ sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 Pro W3.otf" ./HiraMinPro-W3.otf
 $ sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 Pro W6.otf" ./HiraMinPro-W6.otf
 $ sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ Pro W4.otf" ./HiraMaruPro-W4.otf
 $ sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Pro W3.otf" ./HiraKakuPro-W3.otf
 $ sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Pro W6.otf" ./HiraKakuPro-W6.otf
 $ sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ Std W8.otf" ./HiraKakuStd-W8.otf
 $ sudo mktexlsr
--ヒラギノのNシリーズ([[JIS X 0213:2004:http://ja.wikipedia.org/wiki/JIS_X_0213]]に対応した字形)を利用する場合(upLaTeX では \usepackage[uplatex,jis2004]{otf} とすれば使えます。)
 $ sudo mkdir -p /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/hiragino/
 $ cd /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/hiragino/
 $ sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 ProN W3.otf" ./HiraMinProN-W3.otf
 $ sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ明朝 ProN W6.otf" ./HiraMinProN-W6.otf
 $ sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ ProN W4.otf" ./HiraMaruProN-W4.otf
 $ sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ ProN W3.otf" ./HiraKakuProN-W3.otf
 $ sudo ln -s "/System/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ ProN W6.otf" ./HiraKakuProN-W6.otf
 $ sudo ln -s "/Library/Fonts/ヒラギノ角ゴ StdN W8.otf" ./HiraKakuStdN-W8.otf
 $ sudo mktexlsr

-ヒラギノフォントをPDFなどに埋め込む設定とする場合は,ターミナル上で以下を実行します。
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed hiragino (ヒラギノフォントを埋め込む)
--ヒラギノ以外のフォントを埋め込む設定にする際には,ターミナル上で以下を実行します。([[OTF]]も参照)
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed noEmbed  (埋め込まない)*初期設定値*
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed ipaex    (IPAexフォントを埋め込む)
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed ipa      (IPAフォントを埋め込む)
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed ms       (MSフォントを埋め込む)
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed yu-win   (游フォントを埋め込む)
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed yu-osx   (游フォントを埋め込む)
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed kozuka   (小塚書体を埋め込む)
 $ sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed morisawa (モリサワフォントを埋め込む)

***IPAexフォント/IPAフォント [#x667dd85]

IPAexフォント/IPAフォントは TeX で使用可能な状態でインストールされていますので,updmap-sys の設定だけですぐに pdf に埋め込めます。

***MS,小塚,モリサワフォント [#w0d23b74]
**みかちゃんフォントなどのフリー書体・その他の日本語書体 [#i9ff3350]

MSフォント,小塚,モリサワを利用する場合は,上のヒラギノと同様にシンボリックリンクを TEXMFLOCAL 以下にまずは作成する必要があります。

***游明朝・游ゴシックフォント [#l68bf523]

OS X の游明朝・游ゴシックフォントに関しては [[游明朝体・游ゴシック体をMac OS XのLaTeXで使う:http://tandoori.hatenablog.com/entry/20131117/1384696037]] を参考にしてください。

***みかちゃんフォントなどのフリー書体・その他の日本語書体 [#i9ff3350]

[[みかちゃんフォント:http://www001.upp.so-net.ne.jp/mikachan/]]などのフリー書体([[フォント]]参照)や,その他の日本語書体を埋め込みたい場合は,そのためのスタイルファイルを利用するのが便利でしょう。
設定は,多少面倒です。
[[PXシリーズ:http://zrbabbler.sp.land.to/index.html]],[[MacTeX 2013とみかちゃんフォントの設定:http://appcar.jp/wp/casual/2013/06/19/mactex-2013-mikachan/]]を参考にしてください。
自力で一から構築する場合は [[MacPortsのpTeXにおける和文多書体環境の整えかた:http://miko.org/~tatyana/tech/OSX/pTeX/fonts.html]] が参考になります。
[[PXmika パッケージ:http://zrbabbler.sp.land.to/pxmika.html]],[[MacTeX 2013とみかちゃんフォントの設定:http://appcar.jp/wp/casual/2013/06/19/mactex-2013-mikachan/]]を参考にしてください。
自力で一から構築する場合は [[MacPortsのpTeXにおける和文多書体環境の整えかた:https://miko.org/~tatyana/tech/OSX/pTeX/fonts.html]] が参考になるかもしれません。

***Ghostscript で日本語を扱えるようにする設定(ReadMe-ja.pdf より) [#mc6bf937]
**updmap(-sys) の使用に関する注意点 [#qdce07c2]

cjk-gs-integrate.pl のオプションは,バージョン 20151002.0 以降では --link-texmflocal から --link-texmf へ変更されていますので注意してください。

 $ sudo mkdir -p /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/truetype
 $ cd $(dirname $(gs --help | grep "Resource/Font" | awk '{print $1}'))
 $ sudo zsh -c "rm ./CIDFont/*(@) ./CIDFSubst/*(@)"
 $ cd /usr/local/texlive/2015/texmf-dist/scripts/cjk-gs-integrate
 $ sudo perl cjk-gs-integrate.pl --link-texmf --force

***updmap(-sys) の使用に関する注意点 [#qdce07c2]

-''注意'' updmap-sys ではなく updmap を使用した場合は ユーザー個別の texmf(TEXMFHOME)に設定が書き込まれ,その個別設定の方が updmap-sys によるシステム全体の設定よりも優先されます。
tlmgr および kanji-config-updmap-sys は updmap-sys を内部で呼びだしますが,-sys なしの kanji-config-updmap-sys は -sys なしの updmap を実行します。
''-sys をつけたコマンドによる新しい設定が反映されない場合は,-sys なしの updmap による設定が TEXMFHOME に残ってないか確認してください''。(-sys なしの updmap による設定は不可視ファイルとなっています。)
- updmap-sys は TEXMFLOCAL を検索対象とはしますが,TEXMFHOME は検索しませんので,フォントは原則として TEXMFLOCAL に置くことが推奨されています。(→ [[Font Installation with TeX Live 2012+:http://tug.org/mactex/TeXLive2014+Changes.pdf]] を参照)
- updmap-sys は TEXMFLOCAL を検索対象とはしますが,TEXMFHOME は検索しませんので,フォントは原則として TEXMFLOCAL に置くことが推奨されています。(→ [[Font Installation with TeX Live 2012+ [Wayback Machine]:http://web.archive.org/web/20190406212917/http://tug.org/mactex/TeXLive2018+Changes.pdf]] を参照)
TEXMFHOME にフォントを置く場合は,updmap(-sys なし)を実行する必要があります。
--埋め込むフォントを細かく制御したい場合は,手動で map ファイルを書き換えます。

***kanji-config-updmap(-sys) [#hf34afcc]
**kanji-config-updmap(-sys) [#hf34afcc]

-[[kanji-config-updmap:https://github.com/norbusan/jfontmaps/blob/master/script/kanji-config-updmap.pl]] を使用すれば PDFへの埋め込みフォントの指定,および埋め込み状況の確認ができます。
-[[kanji-config-updmap:https://github.com/texjporg/jfontmaps/blob/master/script/kanji-config-updmap.pl]] を使用すれば PDFへの埋め込みフォントの指定,および埋め込み状況の確認ができます。
ターミナル上で実行します。
新規インストール直後など,kanji-config-updmap-sys で設定してもPDFへの埋め込みがされない場合は,上の updmap-sys を使う方法を試してください。
 $ sudo kanji-config-updmap-sys <fontname>  (otf-<fontname>.map にしたがってフォントを埋め込む)
 $ sudo kanji-config-updmap-sys auto        (自動的に <fontname> のいずれかを埋め込む)
 $ sudo kanji-config-updmap-sys nofont      (PDF にフォントを埋め込まない)
 $ sudo kanji-config-updmap-sys status      (現在の埋め込み設定を確認する)
--自動的に埋め込み設定されるフォント <fontname> は次のものです。
 hiragino, hiragino-pron, morisawa, morisawa-pr6n, kozuka, kozuka-pr6, kozuka-pr6n, ipaex, ipa, ms, yu-win, yu-osx
 (いずれもないときは nofont になります) 
--オプションとして -jis2004 を指定すると,JIS2004字形を使用する設定となります。
--オプションとして --jis2004 を指定すると,JIS2004 字形を使用する設定となります。
--kanji-config-updmap-sys は内部で updmap-sys を呼び出しますので,設定はシステムレベルで共通の設定として保存されます。
ユーザー個別の設定としてフォントを指定したいときは,kanji-config-updmap を使用します。
--ptex2pdf を使用するとその都度フォントを指定できます。(下の例は upLaTeX + dvipdfmx で ヒラギノProN JIS2004字体を使用して PDF を作成するものです。)
 $ ptex2pdf -u -l -ot '-synctex=1' -od '-f uptex-hiragino-pron-04.map' hoge.tex
--ptex2pdf を使用するとその都度フォントを指定できます。(下の例は upLaTeX + dvipdfmx で IPAexフォントを使用して PDF を作成するものです。)
 $ ptex2pdf -u -l -ot '-synctex=1' -od '-f uptex-ipaex.map' hoge.tex


*TeX Live のインストールディレクトリ [#k03895bf]

インストール方法によってディレクトリが異なりますので,ここにまとめておきます。

>
,,MacTeX-2015, [[[改訂第6版]LaTeX2e美文書作成入門:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/bibun6/]]
,基本インストール, /usr/local/texlive/2015, /Applications/TeXLive/Library/texlive/2013
,TEXMFLOCAL, /usr/local/texlive/texmf-local, /Users/Shared/TeXLive/
,TEXMFHOME, ~/Library/texmf, ~/TeXLive/
,,TeX Live 2019 / MacTeX-2019,[[[改訂第7版]LaTeX2e美文書作成入門:http://okumuralab.org/bibun7/]]第2刷
,基本インストール, /usr/local/texlive/2019, /Applications/TeXLive/Library/texlive/2017
,TEXMFLOCAL, /usr/local/texlive/texmf-local, /Users/Shared/TeXLive/texmf
,TEXMFHOME, ~/Library/texmf, ~/TeXLive/texmf
<

** 基本システムのインストール場所 [#ffbf8218]
-MacTeX-2015 に収録されている TeXLive-2015 は,デフォルトでは /usr/local/texlive/2015 以下にインストールされます。
-[[[改訂第6版]LaTeX2e美文書作成入門:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/bibun6/]]からインストールすると,デフォルトではアプリケーションフォルダにインストールされます。
-TeX Live 2019 および MacTeX-2019 に収録されている TeXLive-2019 は,デフォルトでは /usr/local/texlive/2019 以下にインストールされます。
-[[[改訂第7版]LaTeX2e美文書作成入門:http://okumuralab.org/bibun7/]]からインストールすると,デフォルトではアプリケーションフォルダにインストールされます。
***TEXMFLOCAL [#d2b2c9d5]
- TEXMFLOCAL とは,MacTeX/TeX Live 本体のアップデートに影響を受けないディレクトリで,そのコンピュータのユーザー全員に共通の設定を保存します。~
''自分でスタイルファイル(.sty)やフォントなどを追加するときは,この TEXMFLOCAL または下記の TEXMFHOME 以下に置きます。''
- MacTeX-2015 に収録されている TeXLive-2015 による TEXMFLOCAL は /usr/local/texlive/texmf-local で,以前に作成されていない場合に新たに作成されます。
-[[[改訂第6版]LaTeX2e美文書作成入門:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/bibun6/]]からのインストールでは,TEXMFLOCAL はユーザのホームフォルダの一つ上の階層「ユーザ」の中の「共有」フォルダに作成されます。
- TeX Live 2019 および MacTeX-2019 に収録されている TeXLive-2019 による TEXMFLOCAL は /usr/local/texlive/texmf-local で,以前に作成されていない場合に新たに作成されます。
-[[[改訂第7版]LaTeX2e美文書作成入門:http://okumuralab.org/bibun7/]]からのインストールでは,TEXMFLOCAL はユーザのホームフォルダの一つ上の階層「ユーザ」の中の「共有」フォルダに作成されます。
***TEXMFHOME [#qf071757]
- TEXMFHOME はユーザー個別の設定を保存する場所です。
- MacTeX-2015 に収録されている TeXLive-2015 では,初期設定ではホームのライブラリ以下に収めます。
-[[[改訂第6版]LaTeX2e美文書作成入門:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/bibun6/]]からのインストールでは,TEXMFHOME はユーザのホームフォルダに作成されます。
- TeX Live 2019 および MacTeX-2019 に収録されている TeXLive-2019 では,初期設定ではホームのライブラリ以下に収めます。
-[[[改訂第7版]LaTeX2e美文書作成入門:http://okumuralab.org/bibun7/]]からのインストールでは,TEXMFHOME はユーザのホームフォルダに作成されます。
***その他 [#w4248b01]
-$TEXMF の検索優先順位は,ターミナル上で以下のコマンドで確認できます。
 $ kpsewhich -var-value TEXMF
- MacTeX/TeX Live 2013より,最上位の texmf/ は簡便化のため texmf-dist/ と統合されました。&br;TEXMFMAIN も TEXMFDIST も共に texmf-dist/ を示します。
- TeX Live/MacTeX 2013より,最上位の texmf/ は簡便化のため texmf-dist/ と統合されました。&br;TEXMFMAIN も TEXMFDIST も共に texmf-dist/ を示します。
- ユーザー個別の TEXMF(~/以下の TEXMF)は検索優先順位が高いため,/usr/local/texlive 以下の設定よりも優先されます。&br;また,mktexlsr(ls-Rの作成)は不要です。&br;実際にターミナル上で sudo mktexlsr としても ~/以下の TEXMF に対しては ls-R は作成されません。
>
,TEXMFCONFIG,~/Library/texlive/2015/texmf-config
,TEXMFVAR,~/Library/texlive/2015/texmf-var
,,TeX Live 2019 / MacTeX-2019
,TEXMFCONFIG,~/Library/texlive/2019/texmf-config
,TEXMFVAR,~/Library/texlive/2019/texmf-var
,TEXMFHOME,~/Library/texmf
<
-最新版の TeX Live で問題が発生した場合は以前にインストールしていた古い TeX Live に切り替えて使用することもできます。
「システム環境設定」の TeX Distribution で変更できます。(OS X の制約により、パスワードの入力を2回求められます。)
-「システム環境設定」の TeX Distribution を開き,ディストリビューション名をダブルクリックすると,よくアクセスするであろうフォルダ(ディレクトリ)へのエイリアス(ソフトリンク)がまとめられています。
AllTexmf (texmf, texmf-dist, texmf-local, texmf-var), Doc, Info, Man, Programs, Resources, Root, TexmfLocal, TexmfSysVar
TeX Live Utility のメニューから [設定] &gt; [TeX Live の既定版を変更…] を選択することで変更できます。



*その他の選択肢 [#qab24fbc]

[[VirtualBox:https://www.virtualbox.org/]] などの仮想マシン上に [[Linux]] をインストールし,その上で TeX Live を使用する方法もあります。
OS X を使用していて LaTeX の実行速度が遅い場合は Linux を使用するのも一つの手です。
macOS を使用していて LaTeX の実行速度が遅い場合は Linux を使用するのも一つの手です。