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[[TeX Live]] > Windows
&color(White,#5F2F2F){ ''◆CONTENTS◆'' };&br;
#contents
* インストール [#rc65f8ae]
ネットワークインストーラである install-tl-windows.exe / install-tl.zip と,全てのファイルが入っている ISO イメージからダウンロードする二つの方法があります.どれをもちいてもインストーラの手順はほぼ変わりません.基本的にはネットワークインストーラをもちいるとよいと思いますが,うまく行かない場合などは ISO イメージを試してみてください.
いくつか追加で設定を行っておくと更に便利です.追加設定の項もご覧ください.
** ネットワークインストーラの場合 [#w369638d]
[[Installing TeX Live over the Internet:https://www.tug.org/texlive/acquire-netinstall.html]]から install-tl-windows.exe または install-tl.zip のどちらかをダウンロードします.
- install-tl-windows.exe の場合はダウンロード後ダブルクリック(全ユーザにインストールする場合は右クリックから「管理者として実行(A)」を選ぶ)
- install-tl.zip の場合は解凍後 install-tl-windows.bat をダブルクリック(全ユーザにインストールする場合は右クリックから「管理者として実行(A)」を選ぶ)
すればインストーラが起動します.後は指示に従えば自動でインストールがされます.
相当な時間がかかります.環境にもよりますが,一時間では厳しいです.二時間あれば多くの場合は終わるのではないかと思われます.
以下は install-tl-windows.exe をもちいて,また右クリックから「管理者として実行(A)」を選んだ場合の例です.
#ref(inst1.png)
[Next >] を押します.
#ref(inst2.png)
[Install] を押します.
#ref(inst3.png)
待ちます.
#ref(inst4.png)
[次へ→] を押します.
#ref(inst5.png)
待ちます.
#ref(inst6.png)
[次へ→] を押します.
#ref(inst7.png)
[次へ→] を押します.
#ref(inst8.png)
[導入] を押します.
#ref(inst9.png)
インストールが開始されたので待ちます.これが長いです.表示は一時間九分となっていますが,この後数字が伸びて結局一時間二十分かかりました.
#ref(inst10.png)
こんな感じの画面になったら終了です.[終了] を押します.(実は警告が出てしまったので,そのメッセージを隠して表示させています.)
#ref(inst11.png)
裏にこっそり残っていたこの画面を [Close] を押して閉じたらインストールは完了です.
*** 詳細な設定を行う場合 [#l8a32d32]
install-tl.zip を解凍して現れる install-tl-advanced.bat をダブルクリック(または右クリックから「管理者として実行(A)」)するとインストールに関する詳しい設定を行うことができます.
*** テキストモードでのインストール [#f2f98067]
コマンドプロンプトから install-tl-windows.bat に -nogui オプションをつけて実行することで,テキストモードでのインストールが可能となります.
>install-tl-windows.bat -help
でヘルプを参照してください.
** ISO イメージからのインストール [#zc468876]
(試さずに書いています.)
[[Acquiring TeX Live as an ISO image:http://www.tug.org/texlive/acquire-iso.html]] から ISO イメージがダウンロードできます.「download from a nearby CTAN mirror」を選べばよいでしょう.
Wndows 7 以前では ISO イメージの中身を見るには追加でソフトウェアが必要です.Windows 8 以降では基本機能で可能となりました.エクスプローラを開き,ISO イメージを選択,リボンから「管理」→「マウント」と選ぶと,DVD ドライブとして追加されます.
中には install-tl-windows.bat がありますので,後はネットワークインストールと同様の手順でインストールが可能です.
** トラブル時 [#s0045851]
途中でエラーが発生した場合には,もう一度実行してみるとよいかもしれません.また,インストールフォルダ(デフォルトではC:\texlive\2014)以下の instal-tl.log にはインストール時の情報が書き込まれています.Forum で相談する際などにも有用です.
** 追加設定 [#t30edd37]
以下の設定を自動で行う [[abtlinst_patch.exe:http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~abenori/soft/#ABTLINSTPATCH]] があります.ダウンロード後ダブルクリックを行えば自動で設定が行われます.(TeX Live のインストール後に実行してください.)
以下は手動で行う方法です.
***extractbb の追加 [#tf06ef9d]
画像などをうめこむ際には,extractbbが自動で実行されるようにしておくと便利です.~
スタートメニューなどからメモ帳を起動し次のようなファイルを作成してください.~
(メモ帳ではなくてもテキストエディタならば何でもよいです.)
shell_escape_commands = \
bibtex,pbibtex,jbibtex,repstopdf,epspdf,extractbb,\
makeindex,mendex,mpost,pmpost,upmpost,kpsewhich
これを C:\texlive\texmf-local\web2c\texmf.cnf として保存します.~
なお,メモ帳の場合は,保存画面にて「ファイルの種類」を「全てのファイル (*.*)」に変更しておく必要があります.~
(余計な拡張子 .txt が付加されてしまいます.)
***TeXworksの設定 [#wa1faa7d]
LaTeX 用のエディタとして TeXworks が TeX Live とともにインストールされています.~
手軽で便利なエディタですので,特にこだわりのエディタがなければ使ってみてください.~
スタートメニューから起動することで動きます.~
ただし,日本語用の設定が必要です → [[TeXworks/設定/Windows]]もご覧ください.
* アップデート [#a6223106]
スタートメニューから 「TeX Live 2014」→「TeX Live Manager」 と起動することで,アップデートが可能です.「導入済のものを全て更新」を押せば更新されます.場合によっては(特にインストール直後などは)かなり時間がかかることもあります.
Windows PowerShell またはコマンド プロンプトから
tlmgr update --self --all
でも行えます.
ただし,アップデートによってパッケージや設定が変更されて,今まで動いていたものが動かなくなったりすることがあるかもしれません.~
-C:\texlive\2014\tlpkg\backups
にパッケージのバックアップが保存されます.~
アップデートによって動作しなくなった場合は以前のバージョンに戻してください.~
パッケージは
- [[tlmgr]] (コマンドライン)
- [[TeX Live Manager]] (GUI)
で管理できます.~