*dvips [#y40d302b]

&color(White,#5F2F2F){  ''◆目次◆''  };&br;
&color(White,#5F2F2F){  ''◆CONTENTS◆''  };&br;

#contents

*dvips とは [#lb7ddcdb]

dvips は DVI ファイルを PS ファイルに変換するソフトウェアです.

-[[Tom Rokicki and Radical Eye Software:http://www.radicaleye.com/]]
--[[The Official Dvips Home Page:http://www.radicaleye.com/dvips.html]]
-[[Dvips(k):http://www.tug.org/dvips/]]

**ChangeLog [#o96c7d5c]
-[[[texlive] Index of /trunk/Build/source/texk/dvipsk:http://www.tug.org/svn/texlive/trunk/Build/source/texk/dvipsk/]]
--[[log:http://www.tug.org/svn/texlive/trunk/Build/source/texk/dvipsk/?view=log]]
--[[ChangeLog:http://www.tug.org/svn/texlive/trunk/Build/source/texk/dvipsk/ChangeLog?view=markup]]

*使い方 [#a0ed32c6]
**dvips の用紙サイズ指定 [#b1d8723b]

標準では A4 サイズになり,%%BoundingBox や %%PaperSize
には正しい用紙サイズが出力され,PostScript の用紙設定コマンド a4 が出力されます。この用紙設定コマンドが解釈不可能な場合には単に無視されます。
には正しい用紙サイズが出力され,PostScript の用紙設定コマンド a4 が出力されます。~
この用紙設定コマンドが解釈不可能な場合には単に無視されます。~

レターサイズにするには dvips に -t letter というオプションをつけて実行します。

私の [[新ドキュメントクラス:http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/jsclasses/]] でたとえば
私の [[新ドキュメントクラス>jsclasses]] でたとえば

 \documentclass[uplatex,papersize,a4paper]{jsarticle}

のようにオプション [papersize] を与えれば,dviファイル中に

 papersize=用紙の幅,用紙の高さ

という形式の special コマンドが挿入されます。

一般のドキュメントクラスでこのような special を出力するには,LaTeX ファイルのプリアンブルにたとえば

 \AtBeginDvi{\special{papersize=210mm,297mm}}

のように書いておきます。

この papersize special の解釈は dvips の設定ファイル config.ps に依存します。
たとえば config.ps に次のように書いてあったとします。

 @ a4 210mm 297mm
 @+ ! %%DocumentPaperSizes: a4
 @+ %%BeginPaperSize: a4
 @+ /setpagedevice where
 @+  { pop << /PageSize [595 842] >> setpagedevice }
 @+  { /a4 where { pop a4 } if }
 @+ ifelse
 @+ %%EndPaperSize

 @ letter 8.5in 11in
 @+ ! %%DocumentPaperSizes: Letter
 @+ %%BeginPaperSize: Letter
 @+ /setpagedevice where
 @+  { pop << /PageSize [612 792] >> setpagedevice }
 @+  { /letter where { pop letter } if }
 @+ ifelse
 @+ %%EndPaperSize

 @ a4size 210mm 297mm
 @+ ! %%DocumentPaperSizes: a4
 @+ %%BeginPaperSize: a4
 @+ /setpagedevice where
 @+  { pop << /PageSize [595 842] >> setpagedevice }
 @+  { /a4 where { pop a4 } if }
 @+ ifelse
 @+ %%EndPaperSize
  
 @ jisb4 257mm 364mm
 @+ ! %%DocumentPaperSizes: jisb4
 @+ %%BeginPaperSize: jisb4
 @+ /setpagedevice where
 @+  { pop << /PageSize [729 1032] >> setpagedevice }
 @+  { /jisb4 where { pop jisb4 } if }
 @+ ifelse
 @+ %%EndPaperSize

 % use -t unknown with a \special{papersize=...} for a nonstandard page size.
 @ unknown 0in 0in
 @+ statusdict /setpageparams known { hsize vsize 0 1 statusdict begin {
 @+ setpageparams } stopped end } { true } ifelse { statusdict /setpage known
 @+ { hsize vsize 1 statusdict begin { setpage } stopped pop end } if } if

ここで dvi ファイル内で papersize
を与えた場合,それが210mm×297mmに±5bpの誤差で一致するなら a4 が選ばれます (1bp = 1/72 インチ)。
を与えた場合,それが210mm×297mmに±5bpの誤差で一致するなら a4 が選ばれます (1bp = 1/72 インチ)。~
これは &#x25;&#x25;BoundingBox を210mm×297mmにし,

 %%DocumentPaperSizes: a4

というコメントを出力し,最後のところで

 %%BeginPaperSize: a4
 /setpagedevice where
 { pop << /PageSize [595 842] >> setpagedevice }
 { /a4 where { pop a4 } if }
 ifelse
 %%EndPaperSize

を出力します。従って Distiller で PDF
を出力します。~
従って Distiller で PDF
に変換する際には正しく A4 サイズになります。

また,257mm×364mmに±5bpの誤差で一致するなら jisb4
が選ばれますが,これは &#x25;&#x25;BoundingBox を257mm×364mmにし,頭の部分で

 %%DocumentPaperSizes: jisb4

という1行,最後のところで

 %%BeginPaperSize: jisb4
 /setpagedevice where
 { pop << /PageSize [729 1032] >> setpagedevice }
 { /jisb4 where { pop jisb4 } if }
 ifelse
 %%EndPaperSize

という6行を出力します。
従って PDF に変換した際に正しく JIS B4 サイズになります。
という6行を出力します。~
従って PDF に変換した際に正しく JIS B4 サイズになります。~

papersize が 5bp の誤差範囲内でどの項目にも一致しないなら,最後の unknown
が選ばれ,

 statusdict /setpageparams known { hsize vsize 0 1 statusdict begin {
 setpageparams } stopped end } { true } ifelse { statusdict /setpage known
 { hsize vsize 1 statusdict begin { setpage } stopped pop end } if } if

という3行が出力され,プリンタ依存になりますがページサイズが正しく設定されます。

また,dvips に -t a4 というオプションを与えれば,強制的に a4
という設定が選ばれ,PDF
に変換した際に正しく A4 サイズになります。