* [[siunitx:https://www.ctan.org/pkg/siunitx]] [#x11d1f9f]

// ICMJE というページから移転して加筆しました. (2015-02-11 アセトアミノフェン)

siunitx とは,SI 単位をサポートするスタイルファイルで,si, SIstyle, siunits
等のパッケージの上位版といえるものです.
[[TeX Live]], [[W32TeX]] に標準で含まれています.


** SI 単位の正しい表記法 [#ue8fdee5]

SI 単位 (The International System of Units) の表記法の主な規則を挙げておきます.
-物理量はイタリック(斜体),単位はローマン(立体)で書く.
-数値のあとにスペースを入れて単位をつける.

詳細は
[[SI Brochure [8th edition, 2006; updated in 2014]:http://www.bipm.org/en/publications/si-brochure/]]
や,その[[日本語訳:https://www.nmij.jp/library/units/si/]]を参照してください.

siunitx は,単位記号のフルスペルを入力すれば,大文字小文字を間違わずに正しく記号化してくれます(例えば,mHz Mhz mhz MHz を区別してくれます).
流儀によっていくつかの表記法がある場合にも対応しています.


*** siunitx の使用例 [#yed0da9a]
| \SI[inter-unit-product=\ensuremath{\cdot}]{-1.234e3}{N.m} |&ref(http://www2.hyo-med.ac.jp/~tanimura/images/sistyle1.png);|
| \ang{32;46;23.373} |&ref(http://www2.hyo-med.ac.jp/~tanimura/images/sistyle2.png);|
| \SI{5}{\micro s} |&ref(http://www2.hyo-med.ac.jp/~tanimura/images/sistyle3.png);|
| \SI{60}{\degreeCelsius} |&ref(http://www2.hyo-med.ac.jp/~tanimura/images/sistyle4.png);|

// % 上の3つめについては,画像では「マイクロ」がイタリックになっていますが,単位記号なので立体にする必要がありますね.画像を差し替えなければ.
// ご指摘ありがとうございます。サーバに置いていた画像を差し替えました(2015年3月6日、谷村)
/// 更新していただいた画像を確認できました.ありがとうございます.(14:58 アセトアミノフェン)

なお,siunitx パッケージは expl3 パッケージに依存します.
pTeX で expl3 がサポートされたのは
[[qa:55490]](→ [[qa:55523]] でバグ修正)以降ですので,それ以前では利用できないことにご注意ください.


** 関連リンク [#b1d93009]

-数式の前後の四分アキ [[forum:913]]
-角度記号の出力法 [[forum:1518]]
-[[例の和欧文間空白が入らないアレ:http://d.hatena.ne.jp/zrbabbler/20130105/1357384970]]