*SUSE Linux 9.1でのLaTeX導入備忘録 [#q683ee52] [最終更新 2004-09-07] 以降はSUSE 9.1 Personal FTP(iso386)版をベースにした記述です。 **内容 [#sc391ec9] #contents **links [#k70b7cec] こちらのページが参考になります。 -[[Personal 版と日本語環境::http://ssjv.sourceforge.jp/modules.php?name=News&file=article&sid=48]] -[[2ch SUSE Linux Part 4 (156-157さん)::http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/linux/1085746783/156-157]] -[[SUSE pTeX::http://www.suse.de/~mfabian/suse-cjk/ptex-platex.html]] -[[suse-linux-ja@suse.com Mailing list::http://www.suse.de/~mfabian/suse-linux-ja-mailing-list.html]] **install [#h6ddc907] FTP isoからインストールしたSUSEは日本語が''読めても書けません''。日本語を使いたい人はまず日本語環境を整備しておいてください(ghostscript関連など必須です)。なお、[[こちら>SUSE/Ja]]に関連事項があります。 ***pTeX基本一式 [#q77e22e6] SUSEでpTeXを入れます。基本的な作業はYaSTから全て行えます。必要なパッケージを検索して選択します。cjkで検索しますと,とりあえず TeX では次のようなものが検索されます。 -cjk-latex -cjk-latex-hbf-jisksp40 -cjk-latex-hbf-kanji48 -cjk-latex-wadalab-gothic -cjk-latex-wadalab-maru -cjk-latex-wadalab-maru2 -cjk-latex-wadalab-mincho -cjk-latex-wadalab-mincho2 -te_ptex >(2004-07-07追記)但し、cjk-latexはptexとは違い、cjk環境に対応させるためのマクロパッケージで、例えばptex用のソースがそのままではコンパイルが通らない等の問題があるため、ASCIIのptexを使いたい人には必要無いでしょう。 //というご指摘をいただきましたので,選択するのは te_ptex のみとします。自動的に依存関係がチェックされて tetex 本体も入ります。 その他、検索機能を使って必要なものを追加しても良いと思います。キーワードは「LaTeX」や「cjk」などが良い感じです。 標準のSUSEにおける日本語TeXでは''日本語に対応したxdviが用意されていない''ので、プレビューはpsを使った方が楽です。どうしてもdviでプレビューしたい場合は下の記述も参考にしてください。 ***奥村さんの新ドキュメントクラス [#c66f32b1] ばっちりパッケージが用意されています。 YaSTでjsclassなどをキーワードに検索すればすぐに見付かります。 **動作確認 [#r5fdf490] ***ps [#v0363c7e] 動作確認は基本的に他のディストリビューションと同じで簡単なTeXファイルを作ってテストします。 SUSE Personalでは''標準の dvips では日本語を正しく処理できない''ので ''pdvips'' を使います。 さらに修正事項としては、 /usr/share/texmf/pdvips/config/config.ps を開き,45行目付近の % This shows how to add your own map file. % Remove the comment and adjust the name: % p +myfonts.map の下あたりに p +kanji.map を追加しておきます。 pdvips hoge.dvi gv hoge.ps で確認します。gvの代わりにggvやKDE標準のpsビューワも使えます。 ***dvi [#x67704bd] やはり dvi でもプレビューしたいという人、SUSE標準パッケージのxdviは日本語未対応です。 どうしても dvi を見たいならば、とりあえずhttp://rpm.pbone.net/から [[TeX-Guy:http://gull.se.hiroshima-u.ac.jp/TeX-Guy/]] と VFlib3 を入れて、xgdvi を使ってみてください。 xgdvi hoge.dvi また、単に xgdvi として起動すると、詳細なマニュアルが読めます。 それから、kde 標準の dvi ビューワも使えそうです(まだ試していません)。 **PDF [#d54a9836] ***ps2pdf [#v2aba6ed] 私の環境では日本語を含んだファイルの場合、とりあえず ps2pdf hoge.ps でPDFが作成できています。細かいテストをしていないので情報を頂けると幸いです。 ***dvipdfmx [#q55e61f7] で、問題の dvipdfmx です。こちらについてはパッケージからすんなりというわけにはいかないようです。最近の SUSE は redhat 系とかなり互換性があるので、redhat でソースから入れたようにすれば動くかもしれません。が未確認です。こちらも情報お願いします。 **kile [#f87e3039] Win32 環境ですと、WInshell なる統合環境が結構人気みたいです。Linux 系の人はEmacs+YaTeX or AUCTeX という方が多いかと思いますが、SUSE 標準の KDE の関連パッケージで kile というものがあり、Winhell に似た感じで使い方次第では便利そうです。私はEmacs+YaTeX なのであまり詳しくないのですが一応メモ。 ***Install [#se5ba998] YaST でkile にチェックを入れてアップデートするだけです。 ***Config [#w5b4eb5c] UIについては各自のお好みでということで、TeX 処理関係の設定に付いて。上記のような標準的な日本語環境を作られた場合は -TeX処理:platex -dviプレビュ:切る or xgdvi -ps作成:pdvips -pdf作成:ps2pdf とすれば、最低限の作業はできます。